エアコンの電気代はつけっぱなしの方が安くなるのか調べてみた

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「エアコンの電気代はこまめにつけたり消したりするよりも、つけっぱなしのほうが安い」という話をよく耳にしますが、これを実践するのは、「安くならなくて高額な請求が来たらどうしよう?」という不安がある事から試せないでいる方も多いと思います。

以前、当ブログのコメント欄で「是非試してほしい」というご要望を頂いたこともあり、今回はこの「エアコンをつけっぱなしにした時とこまめに消した時の違い」について調べてみたいと思います。

安心してお読みいただくために先に申し上げておきますが

最終的に「古いエアコンは電気代が高くなるから買い替えようぜ!」とかいう話にはなりませんのでご安心ください。


電気の消費が一番激しいのは最初だけ


まず、調べてみると出てくるのが「エアコンの電気の消費が激しいのは最初」ということ。

どういう事かといいますと、エアコンが起動して、温度を下げ始める時が一番電気を食い、一度下がった温度を一定に保つのはそこまで電気を食わない…ということがそもそもの理由のようです。

環境と熱源によっても変わる


エアコンの電気代がつけっぱなしのほうが安い「だろう」というのはなんとなくわかりました。

ただし、これって使用条件でどうにでも変わりますよね。

例えば

・断熱性の高い部屋、低い部屋
・そもそもの部屋の面積
・室内の熱源
・使用しているエアコンのパワーと消費電力量
・室外機の設置位置
・使用時の気温
・窓の断熱性能

これだけ考えても違いが出てくるのがなんとなくわかりますね。

断熱性
例えば、断熱性の低い部屋であれば、どんなに冷やしてもすぐに気温が上がってしまいます。

熱源
熱源でいえば、テレビ、オーディオ機器、調理機器、冷蔵庫等々熱を発して部屋を暖めてしまう家電製品はたくさんあります。人間だって36℃の熱を発する熱源ですし、二酸化炭素だって吐き出しますね。

エアコンのパワーと消費電力
使用しているエアコンのパワーと消費電力もかなり影響するでしょう。断熱性の低い部屋に高出力のエアコンを設置していたら、あっという間に冷やしてくれそうですが、すぐに気温が上がって、またエアコンが全力運転…なんてことになって、みるみる電気料金が上がってしまいそうです。

室外機について
エアコンの室外機は、室外機の周り通気性が悪いなど、温度が高くなったりすると、熱交換ができず性能が落ちてしまうそうです。

使用時の外気温
使用時の気温も関係しますね。これは断熱性と関係してきそうです。

窓の断熱性能
これは外からの熱をどれくらい遮断できるか。

夏場の暑い日差しが直接入ってくるようでは、どんどん室内の気温が上がってしまいます。

遮光カーテンや断熱カーテンを使って室内の温度上昇を和らげるなどの処置をするかしないかで、大きく変わってきそうです。

こう考えてみると「エアコンつけっぱなしのほうがいいんだぜ?」と言い切ってしまうのは若干危険な感じがしますね

ちなみに

「そもそもにエアコンをつけなければ電気を食わないんだから消した方がいい」と思う方もいるでしょう。

それも確かに理屈が通っていますね。つけなければそもそもに電気を食わない。ギリギリまで我慢して、どうしようもないなら、エアコンを使うというスタイルだったらむしろその方が安上がりかもしれませんね。

実際に計測してみる


で、私自身もこれを一カ月実験して高額な請求が来ても怖いので計測をしながら検証してみたいと思います。

まず環境ですがざっくりとこんな感じ。

■専有面積:約53㎡
リビングだけであれば、5.5畳なんですが、エアコンが一つしかないため、風呂トイレ除く納戸も含めた全部屋が冷房の対象となります。

■構造
建物は鉄骨鉄筋コンクリート。窓は普通の窓。カーテンはほぼしめたままです。

■エアコン
備え付けのエアコンは富士通ゼネラルのAS-E28Sでした。
インバーター冷暖房エアコン AS-E28S

8 〜 12畳が対応範囲らしいので、どうやら室内全てを冷やすにはパワー不足な感じがしますね。

■計測機器
始めは電気メーターで日々数値を記録していこうと思ったんですが、暑ければ冷蔵庫だって頑張るし、人だって暑いしってんで、電気メーターの数値ではあまり参考になりにくいかなぁってことで使ったのがコチラ。




節電 エコチェッカー ET30D
「節電エコチェッカー」を使います。

コンセントに差し込んで、これを経由して電源を取ることで使用している家電製品の積算使用時間、積算使用料、瞬間的なW数等を見ることができます。

丁度、日本中が暑くて今年最高気温を記録した地域もあるそうで、私の住んでいる地域も日中には30℃超え。夜もムシムシとした感じ。エアコンをぶん回すにはちょうどいい感じです。


電源ON!


それでは電源を入れてみます。

始めはほぼ無反応。全然上がらないなぁと思っていたら…

徐々にW数が上がり始め・・・

グングンと上昇して580Wあたりまで行きました。

このエアコンAS-E28Sの冷房時の定格出力が605Wなので、ほぼMAX近くまで使っていることになりますね。

さて、世間一般的にはこの状態で室温を下げ続けるのに電気を大量に使うということらしいのですが、この先どうなるか…


1分もしないうちに数値が下がり始めました。


その後、150W ~ 180Wあたりで安定して稼働していました。

あれ?

これってずっと最大出力で冷やし続けるわけではなく、初期段階だけがすごく電気を使うのかなぁ…。

この後、一定時間間隔で時々580Wくらいまで上がっては、下がって安定し、というのを繰り返しました。

ひとまず設置し、その後放置。

熱い1日が終わり、設置から24時間以上が経過。深夜帯を少し回ったところで累積稼働時間が15時間程でした。電源が入っている時間だけをしっかり計測してくれるのはいいですね。

累積の使用電力量が1.97kwh。

これで大体の目安がつかめそうです。




思ったんですけど

これ毎晩やんの?

もっと詳しく記録できる機器を探す


数値がわかるのはありがたい。でも面倒ですね。日別に時系列でデータが取得できるものがないか探してみたところ、良いものを見つけました。


こちらはBluetoothでスマホやPCと接続して消費電力量を知ることができる便利アイテムです。


しかも、時間別、日別、月別のデータが取れる!

非常に便利ですね。これでずっとエアコンの前に張り付いている必要がなくなります。



ラトックシステム Bluetoothワットチェッカー REX-BTWATTCH1

こちらをエコチェッカーの代わりに取り付けます。


Bluetoothペアリング後、GooglePlayやAppStoreから管理用のアプリケーションをダウンロードして起動します。


グラフで見ると非常にわかりやすいですね。先ほどのエコチェッカーの時の「1分もしないうちに下がり始めた」の部分がグラフの形に知ると一目瞭然。1分間のデータですが30秒もしないうちにみるみる消費電力が下がっていきます。

こちらはPC版アプリのグラフ

1時間の中での推移です。一度7.0Whまで上がってあとは2.9Whあたりを維持、その後ストンと落ちてまた上がるというのを繰り返しています。


さらに時間が経過すると、上がったり、極端に下がったりを繰り返しているのがわかります。

1日グラフだと1時間ごとのWhを調べることができます。

これは非常に便利ですね。

このツールを使いながら、電源ON・OFFの頻度と使用電力量を見ながら計測してみるのと、実際に気温の高い日に、どのように変化するか見ていきたいと思います。

現段階での予想


全く計算などは行っていませんが、ざっくり数値を見た感じでは、ある1時間程度の間隔をあけて電源のON・OFFをした方が、つけっぱなしよりは消費量は少ないんじゃないかなぁという印象ですが、果たしてどうなるでしょうか。

とりあえず、今回はここまでとして、実験結果は随時、こちらの記事に追記していこうと思います。

今回は以上となります。記事更新までしばしお待ちくださいませ。


[2017/07/11追記]

新たにまとめてみましたが、長くなるので次のページでどうぞ!

次ページ:なぜ「エアコンはつけっぱなしの方が安い」と言われるのか調べてみた

さらに:エアコンつけっぱなし論争に決着!こまめに消してもいいみたい

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コメント

  1. モンジャー より:

    これは結果が楽しみ。
    よく見る節約サイトなんかは具体的なデータ無しで、○○だから○○だからと
    どこかの受け売りのように理屈ばかり書かれてて実際にどれぐらい節約されるかは全く無し。
    百聞は一見に如かずでは無いですが、具体的にデータで示してくれれば納得出来ます。
    結果を期待してますが、お財布に響かない程度に頑張って下さいw

    • 鑑人 より:

      モンジャー さん

      コメントありがとうございます。

      個人的には「電源入ってれば入ってたぶんだけ電気代かかるんじゃないの?」という考えなのですが、果たしてどうなるか…。

      私も結果が楽しみです!