日本の半ねり「ジャパンワックス」の施工方法や効果をレビューしてみた

今回は、コメント欄でもご依頼の多かった、リンレイの「ジャパンワックス」のレビューをしてみます。


ジャパンワックスの特徴

まずはジャパンワックスの特徴ついて調べてみました。

ジャパンワックスは、リンレイから販売されているワックスで、通常のカルナウバワックスと、ハンネリワックスがあります。今回は、カー用品店や、ホームセンター双方を見て回った際に、見かけることの多いハンネリワックスの方を試してみました。

木蝋配合

さて、ジャパンワックスと言えば、皆さんが気になると思われるのは「木蝋」配合とされる点です。
では、木蝋とは何なのでしょうか。
木蝋については、wikipediaに以下のような記載がありました。

木蝋(もくろう)(japan wax)とは、生蝋(きろう)とも呼ばれ、ウルシ科のハゼノキ(櫨)やウルシの果実を蒸してから、果肉や種子に含まれる融点の高い脂肪を圧搾するなどして抽出した広義の蝋。化学的には狭義の蝋であるワックスエステルではなく、中性脂肪(パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸)を主成分とする。また粘性の高い日本酸も含んでいる。

参照:木蝋 – Wikipedia

という事で、japan waxという名前、まさに木蝋から来ているようです。「木からとれる蝋は珍しい」的な雰囲気を醸し出していますが、カルナウバ蝋はブラジルロウヤシからとれるので、蝋は基本的に木からとれるものです。

木蝋を使ったからジャパンワックスと名付けたのか、日本独自のワックスにしたかったからジャパンワックスと名付けたのか、両方なのかはわかりませんけど…。
まぁ日本の伝統的なもののようなので、日本のための日本のワックスと言えるでしょう


成分

次に成分です。

  • カルナバろう
  • 合成木ろう
  • ミクロパウダー
  • 石油系溶剤(約45%)

ミクロパウダーがコンパウンドでしょうか、あと石油系溶剤が入っています。ワックス自体が硬いので、柔らかくするために石油系溶剤を入れているケースもありますが、この2つで汚れを落とすんでしょうか。


ジャパンワックスを開封

購入したジャパンワックスを開封してみます。

開封してみると、中身は真っ白。
そして石油系溶剤のにおいが結構キツいです。

ジャパンワックスの施工方法

施工方法については、普通のハンネリワックスなので簡単です。

  1. 手洗い洗車で、ホコリや砂を良く洗い流します。
  2. きれいなスポンジに適量をつけ、薄く均一に塗りのばします。
  3. 10~20分くらい乾かした後、きれいなやわらかい布でふき上げます。
この時、薄塗りを心がけるのと、乾燥させすぎないことに注意です。
塗りすぎたり、乾燥させすぎたりすると、拭き取りが重くなる原因になります。

ジャパンワックスを車に施工してみる

それではジャパンワックスを車に施工していきたいと思います。

実際に塗り延ばしてみてわかりましたが、私の知っているハンネリワックスと比較すると若干硬い印象です。伸ばす際にも少しタマ状のものができました。

薄塗りを心掛けたつもりでしたが、思ったより厚くなってしまいました。

施工後の状態

ジャパンワックス施工後の状態です。全体的にしっとりとした感じに仕上がりました。流石はカルナウバロウといった所です。

曲面はやはり良い光沢が出ますね。

施工&拭き取りの様子は下記の動画をご覧ください。

リンレイのジャパンワックスを施工してみた
塗り延ばしが固めだったので、拭き取りも重いかなぁと思ったんですが、予想よりは簡単にふき取れました。
やはり若干塗りすぎのような感じもしますが…。


ジャパンワックスの撥水状態

次にジャパンワックス施工1週間後の撥水状態です。こちらも動画をご覧ください。

リンレイのジャパンワックス施工1週間後の撥水状態
「ワックスらしい撥水」というとしっくりくるような撥水の仕方です。
さすがに疎水系のようなスルっとした水はけにはならなそうですね。

パネルで比較実験

次にパネルで比較です。

パネル単体で比較

車に施工した時の感覚と比べて、パネルの変化が薄いですね。
もう少し黒々と変化してくれると思ったのですが…。

ニューウィルソンと比較

次に最近私の中でもブライターワックスと並んで評判のいいニューウィルソンとの比較です。

やはり、ニューウィルソンと比較してみるとジャパンワックスの薄さが目立ちますね。

もう少し寄ってみると、違いは明らかですね。
ニューウィルソンのほうがパネルのトーンが落ちてよい感じの仕上がりになっていますね。

霧吹きで水をかけてみる

次にパネルに霧吹きで水をかけて霧雨の降雨状態を再現してみました。

ジャパンワックスのパネル比較実験
動画のおとり、滑水性能は良いようです。


ジャパンワックスの総合評価

以上、ジャパンワックスを施工してみました。
総合評価としては「扱いやすいハンネリワックス」という印象です。

施工後の光沢感は、やはりカルナウバワックスという事で、しっとりとした艶感がでました。
ただし、パネル比較でもわかるように、光沢感では他のワックスに劣る印象です。
施工後のボディを肉眼で見た時には「これは行けるな」という印象だったんですけどね…。

施工のしやすさという点では、ワックスカスは少なく、拭き取りしやすかったので良かったです。極端に軽いというわけではないですが、過去に施工した本当にふき取りの重いワックスに比べれば格段に軽いですね。
完全に乾ききる前に拭き取る事が重要と思われます。

価格としては、数百円で購入できること、カー用品店だけではなく、ホームセンターなどでも気軽に購入できる事などを考えると、入手難易度が低いという点では評価が高くなります。

決して効果がないわけではないですし、価格も安いので、気になる方は一度お試しになっても良いかと思います。ハンネリワックスなので、普段の汚れが気になる方も、定期的に施工する事で、洗車だけでは落としきれない汚れを落としながら、ワックスがけもできてよいのではないでしょうか。




コメント

  1. 名無しのごん兵衛 より:

    いつも楽しく記事を拝見しています。
    頻繁に洗車をされているようですが、だいたい洗車の時間(洗車からワックスがけまで)はどのくらいをかけていらっしゃるのでしょうか?参考までに教えていただければと思います。

    • 鑑人 より:

      名無しのごん兵衛 さん

      コメントありがとうございます!

      場合によりますが
      1.手洗い洗車+ふき取り+簡易コーティング → 30~40分
      2.ホイール掃除+手洗い洗車+ふき取り+簡易コーティング → 60分
      3.ホイール掃除+手洗い洗車+ふき取り+ワックス施工(もしくは2度拭きが必要なコーティング) → 90~120分
      4.あちこち隅々まで洗車+清掃+コーティング or ワックス → 180分

      といった感じだと思います!

  2. zzw30 より:

    コレ持ってますが水アカ落とし,下地処理剤としてたまに使ってます。
    水アカのひどい(塗装は生きてる)白い車がコレ1つでキレイになりました。
    ただ手元にあった(むしろ余してた)から使っただけなんですが・・・
    おかげでコンパウンドと効果イマイチな簡易系買わずに済みました。
    性能と値段のバランスがおかしい1品笑

    こないだ行きつけのGSのねーちゃんに「お客さんの車洗車したあと塗るような
    高性能なツヤ出し剤なんか無いの?」と相談されたのでバリアスコート薦めました。
    前使ってたの(横浜油脂工業の奴)より良いかも、と好評でした。

    • 鑑人 より:

      zzw30 さん

      ジャパンワックスは、コンパウンドよりも有機溶剤による汚れ落とし効果が高そうな印象です。
      マイルドな汚れ落とし効果らしいですし。
      削らずに落とせるのであればそれに越したことはないでよね。

      GSだと、ワコーズの営業さんが回っていたりしそうですが、大手だとホイホイ勝手に契約できないのかな。
      地元のGSとかだと、ワコーズ製品が並んでいたりしますが…。

      でも、お客さんの車に施工するならバリアスコートで間違いないですね!

  3. 名無しのごん兵衛 より:

    管理人さん

    ご回答ありがとうございます。参考にさせていただきます。
    申し訳ありません。もう一点ほど質問があります。

    新車時に行うコーティングというのは管理人さん的にどう考えていますか?
    コーティングをしても結局は洗車をしないといけないわけで、高いお金を
    出す必要があるのかと疑問に思っています。
    コーティングをした金額分だけ、GSで洗車を頼んだほうがいいんじゃないかと
    思っていたりします。あと、3年置きぐらいに業者に磨きを依頼するだけで
    十分なんじゃないかとも考えています。

    管理人さんはどのように考えているのか、参考までにご意見をいただければと
    思います。

    どうぞよろしくお願いします。

    • 鑑人 より:

      名無しのごん兵衛 さん

      コメントありがとうございます!

      そうですね、おっしゃられることはよくわかります。

      私の考えとしては

      「自分はやらないけど、やりたい人はやったらよい」

      という考えです。

      勿論、営業の売上実績のために必要としていない人にゴリ押しして施工オプションを売りつけるのはNGだと思いますが。

      洗車、コーティングというのは、自己満足の領域の方が広いと思うんです。
      我々の洗車、コーティング等は「車は消耗品」と思っている方々からすれば「時間と金の無駄」と見えることでしょう。

      磨きについては、我々には見えている細かい洗車傷も、気づいていない人、気にならない人には「見えていない」状態です。

      実体験として

      私「前の車、洗車傷凄いなぁ~」
      同乗者「え?汚れてないし普通に綺麗じゃん」
      私「ほら、ヘッドライトあたってるところホワワワ~ってわっか状に細かい傷ついてるのわからない?」
      同乗者「いや、わからない」
      私「そうか…」

      なんてこともあります。

      「洗車傷」という存在を知らない人からすれば、「泥汚れが付いていない」=「きれいな車」という状態認識です。
      先日、洗車場で見かけた方は、泥だらけのボディーを高圧洗車機だけで手洗い無しで洗って、車が乾燥してくるにしたがって、落としきれていない泥汚れでボディーが真っ白の状態にもかかわらず「私車大事にしてるんだよ♪」と同伴者に言いながら、汚れの上からワックスがけをしていました。
      私からすれば「あー!傷だらけになるよー!手洗いしてその汚れ落とそうよー!」とヤキモキしますが、ご本人は笑顔でワックスがけされていましたので、満足されているならばと、余計なことは何も言えませんでした。

      新車コーティングもやはり自己満足。

      「購入してから○○年経つけど、○○万のガラスコーティングを納車前にやったから、まだピカピカだろ?」

      と、本人が何年間も満足できるならばアリなのではないかと思います。

      まぁ私は昔々、頑張って買った中古車納車時に、おすすめされて3万のコーティングを依頼したら、親水ミラーに撥水コートをしっかりかけられてから、依頼はしない事にしてますけれども(笑)
      とりあえず「せっかく○○万かけてコーティングしたのに、ぜんぜんダメだった。金の無駄だった(怒)」とならないよう、洗車やメンテナンスについても、コーティングとセットで説明して、後々の不満にならないようフォローをしてくれるならばいいんじゃないかと思います。