カーメイトの「ムースワン」を試してみた

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今回もコメント欄からのご依頼シリーズ。
カーメイトの「ムースワン」のレビューです。

ポリラックを水で薄めて使うとどうなるか試してみた」の記事にて下記の様なコメントを頂きました。

いつもブログ参考になります。
財布がやばいと言うことで、ムースワンとかどうでしょうか?
値段も1000円くらいですし、ブログでアップされていないような洗浄効果の
あるコーティング剤です。
自分が使ってるのはワコーズのバリアスコートです。

これはまさに鑑人さんのように洗車頻度の高い人にはすごくいいような気がします。
アクアドロップとか色々使いましたが、結局自分も洗車頻度が高いのでバリアスが一番と思いました。薄塗でいいので10回以上は余裕で行けます。
是非お時間あればレビューも検討してみてください。

ということで、ムースワンとバリアスコートのレビューを同時にお願いいただいたんですが…

すんません

バリアスコートは高いんす…

Amazonより
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いや、価格としては3000円強程度で、払えない金額ではないとはいえ、積もり積もるとね…。「3000円出せない大人ってどうなのよ」とかいうツッコミはやめてください…。

それと、バリアスコートは有名どころゆえに、至るところでレビューしてらっしゃる方がいるだろうということで、比較的新しい部類に入るであろうムースワンのほうをレビューしてみたいと思います。

価格は1本1000円くらいと非常にリーズナブルです。

しかしながら、購入前段階の正直な気持ちを申し上げますと

エアゾール系の製品は損した気分になるんだよなぁ

というのがありまして、すこし貧乏くさい感じはしますが、内容量に対し、何割かはエアゾールのガス成分が含まれているのではないかと考えるとどうしても少し損した気分になるんですよね。
それもあり、価格が安いとはいえ少し抵抗があったムースワンでしたが、せっかくコメントいただいたものを無碍にするのも嫌なので買ってみました。

さっそく試してみる

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なにやらネット上で見かけるパッケージとは違い「超時短」の文字が書かれています。普通は「泡 コーティング」の記載ですがこちらは違う模様。

私が購入したのは1000円程の安いほう。

プラス300円程でMFタオルつきのフルセットの方も購入できます。
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パッケージ裏を見てみると使用方法が書いて有りました。
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1つは「洗車に使う」もう一つは「洗車後に使う」。

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今回はこの「超時短」がキモになるかなぁと思いまして、洗車時に使用してみることにしました。

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ちなみに成分はシリコーンとガラス系ポリマーです。

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まずは水でボディーについた砂ぼこりなどを全て洗い流します。

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そこでボディーにムースワンを吹き付けてマイクロファイバータオルで伸ばすような感じで洗います。

なるほど

正直、「泡で出たところで水に溶けて結局泡なんてなくなっちまうだろう」と思っていたんですが思いのほか弾力がある泡で、結構長持ちしてくれます。これならボディーに傷をつけずに済みそうです。

これでボディー全体を洗いつつコーティングをしてみました。

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それでわかったことは

使う時はケチるな

ってことですかね。ムースワンの泡はそこそこ弾力があってフワフワとしているんですが、さすがにケチって少量だけ吹きかけて伸ばそうとするとMFタオルに抵抗を感じるようになります。たっぷり吹きかけて伸ばすとフワフワとした若干の浮遊感があるような手触りのままボディーの上をMFタオルが走っていきます。

一通りおわったところで再度水で流して、ふき取り。

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前回施工がタートルワックスICE(記事にしました)だったんで、既に艶は結構出ている状態だったんですが、ムースワンの方はパッと見たイメージ的にはすっきりさっぱり系の艶かなぁという印象です。

コメントを頂いた匿名さんは、きっとボディーが渇いた状態での施工比較をご希望かなぁと思ったんですが、艶等はどうしても固形ワックスに勝てるとは思えなかったので、このムースワンの「超時短」という特性を生かした施工方法で試してみました。いかがでしょうか…。

パネル実験をしてみる

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車への施工というか、ムースワンでの洗車は良好だったんで、次にパネル実験です。
比較対象は、CCウォーターゴールド、グラスターゾルオート、スマートミスト、Si-700です。

最近購入したCCウォーターゴールドと、ガラス系ということでSi-700、使い勝手と効果の面で比較しやすいスマートミスト、そしてエアゾール系でしかも泡で出てくるという単純な理由でグラスターゾルオートが比較対象となります。

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位置関係はこんな感じ。ギュウギュウづめでよくわからない感じになってますが、左側が上から順に

さっそく全部一気に施工してみました。

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いかがでしょうか。少しばかりグラスターゾルが薄めの仕上がりで、一番濃く仕上がったのはスマートミストでした。
ムースワンはずば抜けて光沢が良いという感じではないにしても、それなりに光沢感はあるようです。

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スマートミストは何なんでしょうね、時々ムラになることもあれば、色濃く仕上がることもあり結果がマチマチになることがあります。パネルの状態によるものなのかなぁ。リセット作業の時のストロングバブルの成分などが落としきれていないのかなぁ。

と、ふとした疑問は一旦おいといて、次に滑水実験。

水滴を落としたパネルを傾けていきます。

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一番最初に水が落ち始めたのがムースワンでした。写真がイマイチですね…。

次にグラスターゾルオート、CCワックスゴールドの部分の水滴が落ち初めまして、スマートミストとSi-700が最後の方まで残り続けました。

総評

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さて、今回レビューしたムースワンですが、「せっかくコメント頂いたものだから」と両手離しで大絶賛とあっては当ブログでレビューする意味があまりない気がしますので、正直な感想を述べさせて頂きます。

使い方次第では効果的

というのが私の感想です。

今回私が試した洗車しながら施工の方法がこのムースワンにはあっているんじゃないかなぁと思いました。

「洗車しながらコーティング」系の製品はワックスインシャンプーをはじめ、色々ありますが、どうしても砂ぼこりなどでボディーを傷つけてしまうのが心配です。「水なし洗車」と書いて有るシュアラスタークイックもそのまま使うには心配になるほどサラサラしています。

そこで使えるのがムースワン。

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弾力の強い泡が緩衝材になってくれるので普通の洗車と同時に系のアイテムよりも安心して使えます。たっぷりの水で表面の砂ぼこりを落としたあと、水分が残っている状態で吹き付けて伸ばしながら洗う。そしてまた水で流して上げるとサッパリとした艶になります。パッケージにある「超時短」こそがムースワンの真骨頂でしょう。

逆に、カーシャンプーで洗車して、その後施工という方法をとるのならば、ムースワンである必要性は下がる感じです。もっと艶のでる製品は沢山ありますので、あえてそこでムースワンを選択する必要性が若干下がってしまいます。

艶も悪くないし、水はけもいいので通常時のコーティング剤として持っておくのも悪くなさそうではあります。
まぁコーティング剤を状況に合わせて使い分けられる程、色々購入しまくっている人なんてそういないと思いますので、

「あまり難しいことは考えたくないし、コーティング剤は1本に絞りたい」

という方であれば、時間が無ければ「ムースワンで洗車」、時間に余裕があれば「洗車後にムースワン」と使い分けができるので、ムースワンという選択肢もアリではないかと思います。

コメント

  1. 匿名 より:

    ここでも評価に使われているグラスターゾルオート
    実はというか当然というかアルミホイールにもお勧めです。
    ブレーキダストの除去とホイールの艶出しに使えます。
    他のホイール保護剤を使ったことがないのでアレですが、ブレーキダストの付着も少なくなるので良いです。

    昔のビッグマシン(バイク雑誌)にあったのですが、ダスト除去と艶出しにはユニコン・カークリームも良さそうです。(チラッ
    アマゾンで送料込み700円弱です。(チラチラッ

  2. 鑑人 より:

    匿名 さん

    コメントありがとうございます!

    グラスターゾルオートでのホイールのお掃除は検索すると色々出てきますね。
    他のホイール保護材といいますと、私が試したのはシュアラスターのホイールコーティングとホイールダストブロッカーですかね。記事もありますので見てみてください。

    ユニコン・カークリー…ム?

    あれ?なにか訴えかけられているような…なにかメッセージのようなものを感じるような…。あれ?あれ?

    …とはいえ、ただいま冬季でスタッドレスタイヤ用の鉄チンホイールなので、夏タイヤのアルミホイールとそれに施工したホイールダストブロッカーの効果が和らぐまで少々お待ちくださいませ…。

  3. 匿名 より:

    レビューありがとうございます!
    やはり固形にはかなわなそうですね。
    今回検証いただき、固形ワックスは使った事がなかったのですが、固形のCC金を使って
    見ようと思いました。
    わざわざ検証いただきありがとうございました。
    また他商品のレビューも楽しみにしております!!

    • 鑑人 より:

      匿名さん

      コメントありがとうございます。

      艶の面ではどうしても固形にはかないませんが、施工のしやすさで言えば抜群によいと思いました。

      固形のCC金は艶が良いのでお試しいただきたいところですが、濃色車ですとムラがでますのでご注意くださいませ。