![[Tags]](https://gunzine.net/wp-content/uploads/2018/07/DSC09651-615x345.jpg)
今回は、シュアラスターから新発売の「ゼロフィニッシュ」のレビューをしてみたいと思います。
ゼロフィニッシュは先行販売品
さて、このゼロフィニッシュについてですが、「聞いたことないぞ?」という方もいらっしゃるかもしれません。
それもそのはず、こちらのゼロフィニッシュ、
7月14日(土)からの販売開始で
- バイク用品店「2りんかん」
- カー用品店「イエローハット」
- シュアラスターオフィシャルオンラインショップ(自社・Amazon・楽天・Yahoo!)
で先行販売というもの。
正式販売は10月中旬から、全国のカー用品店、バイク用品店、自転車用品店、ホームセンターなどで販売を予定という事なので、まだまだ完全には出回っていない製品です。
ゼロフィニッシュはどんな製品なのか
特長は以下の通りです。
汚れをしっかり落とす(洗浄効果)
新配合洗浄成分『HGSクリーナー』による浸透・軟化・溶解のトリプル相乗作用により汚れを容易に除去します。
他とは違う深みのある艶(コーティング)
新開発『ハイブリッドコート』により塗装面、樹脂、金属など、幅広い部位で深みのある艶が得られます。
これ一本で、汚れを落とせて艶がグッと上がるので、愛車の存在を引き立てます。
汚れが付きにくくなる(防汚効果)
反応性特殊ポリマーがコーティング被膜を形成し、汚れが付きにくくなり落ちやすくなります。
とのこと。
さらに、公式サイトには
ボディに優しい無香タイプ
強力な溶剤を使用していないので、ボディにも優しく刺激臭もないので使いやすい設計になっています。いろんな乗り物に使える
汚れをしっかり落として熱にも強いので、パーツの材質を選ばず、幅広く使えます。
車、バイク、自転車など、いろいろな乗り物のお手入れに最適です。
https://www.surluster.jp/news/products/zerofinish/
という記載もありました。
無香な事とボディーに優しい事に何の因果関係あるかわかりませんが、まぁ「臭いやつはドギツイ溶剤つかってるからボディーに良くないぞ!」ということを言いたいのでしょう。
ゼロフィニッシュの成分
ゼロフィニッシュの成分は以下の通り。
- 石油系溶剤
- ケイ素系化合物
- 特殊高分子化合物
- 界面活性剤
- 水
ということで、まぁここまででなんとなく皆さん気づいてると思いますが
バリアスコートみたいだよね
![[Tags]](https://gunzine.net/wp-content/uploads/2016/03/DSCN0643.jpg)
というかまぁ、バリアスコートを意識していないってことはないでしょう。
スプレー式のガラス系コーティング剤といいますと、やはりバリアスコートを思い浮かべてしまいますよね。
「ボディに優しい無香タイプ」って、バリアスコート臭いからね。刺激臭が。
ちなみに、バリアスコートの成分はこんな感じ
- 石油系溶剤
- ポリマーレジン
- シリコーン化合物
- 界面活性剤
- 水
違うようで似てるような・・・・
もう1個近しい製品といえば、エックスマールワンコーティングでしょうか。
https://gunzine.net/2016/09/14/5729/
こちらの成分は
- ガラス系ポリマー
- シリコーンオイル
- 石油系溶剤
- 非イオン系界面活性剤
- 紫外線吸収剤
エックスマールワンコーティングはちょっと毛色が違う感じですね。
ゼロフィニッシュの施工方法
さて、ゼロフィニッシュの施工方法は以下のようになります。
1.あらかじめ使用箇所の砂やホコリを洗い流し、水滴を拭き取ります。
※濡れた状態でも使用可能です。
2.使用前に容器をよく振ります。
3.施工面から約20cm以上離して直接スプレーします。
※液剤の飛散が気になる箇所に使用する場合は、クロスなどに直接スプレーして使用。
4.液剤が乾く前にクロスなどで塗り広げます。
5.綺麗なクロスで拭きスジ・拭きムラを消すように丁寧に拭き上げます。
※濡れた状態で施工した場合は最後に乾いたクロスで拭くとよりきれいになります。
といった感じ。
ゼロフィニッシュを使ってみる
それでは早速使用してみたいと思います。
施工の様子
施工時の様子は動画にしてみました。
いかがでしょうか?
施工後、光沢が出てきているのが見て取れますよね。
使っている最中も「お?」という感覚がありました。
施工結果
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![[Tags]](https://gunzine.net/wp-content/uploads/2018/07/IMAG0757-615x344.jpg)
全体的な印象としては「スッキリしていて、程よくヌラリ」といった感じです。
施工直後の撥水状態
施工直後の撥水の状態を見てみたいと思います。
綺麗に撥水していますね。
疎水系に近いようなスルスルとした水の落ち方です。
水滴跡が結構落ちる
さて、使用していて気づいたんですが、どうやら水滴跡が結構落ちるようなんですね。
前回、以前ワックスインシャンプーを使用したときにくっついて、取れずに困っていた水滴跡。
![[Tags]](https://gunzine.net/wp-content/uploads/2018/07/IMAG0749-615x494.jpg)
わかりますでしょうか?
ポツポツと水滴跡がついています。
これが、ボディーのアチコチにあって気になっていたんですが…
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スッキリ!
これには少し感動しました。
クリーナー成分というか石油系溶剤のおかげでしょうか。
パネル比較
![[Tags]](https://gunzine.net/wp-content/uploads/2018/07/DSC09670-615x345.jpg)
次にいつも通りパネル実験です。
ゼロフィニッシュ単体
![[Tags]](https://gunzine.net/wp-content/uploads/2018/07/DSC09673-615x345.jpg)
まずは中央にゼロフィニッシュのみ。
まぁまぁの変化が現れました。
バリアスコート、エックスマールワンコーティングと比較
![[Tags]](https://gunzine.net/wp-content/uploads/2018/07/DSC09675-615x345.jpg)
次に、対抗馬になりうるであろう、2製品。
バリアスコートと、エックスマールワンコーティングとの比較です。
左がバリアスコート、中央がゼロフィニッシュ、右がエックスマールワンコーティングです。
光源の位置をずらしながら見てみましょう。
![[Tags]](https://gunzine.net/wp-content/uploads/2018/07/DSC09678-615x345.jpg)
![[Tags]](https://gunzine.net/wp-content/uploads/2018/07/DSC09679-615x345.jpg)
![[Tags]](https://gunzine.net/wp-content/uploads/2018/07/DSC09681-615x345.jpg)
バリアスコート、エックスマールワンコーティングコーティングのほうが若干色が濃い感じです。
傷の隠蔽もいい感じですね。
ゼロフィニッシュもいい感じの光沢がでていますね。
使い比べてみるとバリアスコートのにおいのキツさが際立ちます(笑)
汚れ落としをしてみる
さらに、丁度前回実験に使用したパネルがあったので、そちらも使って汚れ落とし効果を見てみたいと思います。
この記事で使ったパネルですね。
井戸水(雨水)、水道水、除湿器の水をそれぞれ落として、乾かして汚れの付着具合の実験を行った後、放置していたパネルです。
水滴跡が落ちました。まぁ少しゴリゴリと固い感覚が残っていますけど、水道水のところのカルキは相当落ちましたね。
滑水実験
それでは次に、水滴を落としての滑水実験です。
バリアスコート、エックスマールワンコーティングコーティングが水滴がスルリと落ちて、ゼロフィニッシュのところは水滴が残ってしまいました。
まとめ
以上、シュアラスターのゼロフィニッシュをあれこれ試してみました。
使った感覚としては、まぁ悪くないかなぁという印象。
購入したお店のスタッフさん曰く
「特徴としては、光沢感は徐々に薄くなっていくけれど、高い防汚効果が残る。他の製品より防汚効果が高い」
「繰り返し使う事で厚みが増していく」
という事でした。
というか、汚れを落としながらガラスコーティング。そして艶も出るってことで、これはシュアラスターの次世代の売れ筋になるかもしれません。
あとは、スプレー缶式では、圧倒的な人気を誇るバリアスコートと、どれくらい差分化できるかがカギではないかなぁと思います。
製品としてはいい感じなので、気になる方はぜひお試しください。
追記 繰り返し施工3回終了後の様子
シュアラスターのゼロフィニッシュを1週間おきに洗車と施工、合計3回繰り返し、その後の1週間経過。合計で4週経過した後の撥水の様子が、すごく良かったので動画を撮りました。
初回と比べると、撥水の具合や、水の引き方が非常に素晴らしいですね!
これは、本当にいい製品かもしれません。
となると、今度はバリアスコートなんかも繰り返し施工後の様子が気になるところ。
機会をみて実験してみたいと思います!
![[Tags]](https://gunzine.net/wp-content/uploads/2018/07/DSC09653_edit-615x292.jpg)
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コメント
レビューご苦労さまです。
関連記事に「シュアラスターのワックスは本当にいいのか?」
が出てきてちょっと笑ってしまいましたがメーカーの本気感じますね。
にしても激戦区に足突っ込んだな・・・良品ぞろいの缶スプレー市場に・・・
でも気が向いたらシュアラスターのインパクト(固形シリーズで一番安い奴?)
を試してみようと思ってます。(クイックだけは持ってる)
安い固形ワックスのレビュー(ジャパンとか激防水とか99ハンネリとか)
気が向いたらしてみてください。個人的には固形ワックス派なんで笑
zzw30 さん
コメントありがとうございます!
まぁシュアラスターのワックスに疑問を持ったのは確かなので…(笑)
でも使いやすさという点では他社よりも上だと思っています。
>にしても激戦区に足突っ込んだな・・・良品ぞろいの缶スプレー市場に・・・
いやーまさにその通りですね。
そしてなぜ今更感…。バリアスコートが出た時に早々に対抗馬を出しておけば、違った結果かもしれないんですけどね。
今から参戦するなら、おそらくスパシャンのようなコーティングもできるカーシャンプーがねらい目だと思うんですけどね。
多少効果はあるかもしれないけど満足度が低めだった(であろう)ワックスインシャンプーのジャンルは今穴場だと思っています。
だって、固形ワックス→ガラス系コーティング の流れをみるに、結局皆楽したいんですよね(笑)
最近単価が上がってきて、お財布が厳しくなってきているので、そろそろ安い固形ワックスも試してみたいと思います(笑)
いつも拝見してます!
最近、アマゾンでPregra プレグラという怪しげな塗り込み型の簡易コーティングを見つけたんですが、動画が少なく正体不明なので手が出ずにいます。
ちょうどアマゾンだとセールで2000円になっているのを見かけたのでテストしてみて欲しいです。
これとはまた違う商品ですが、ウィルソンからコーティング効果復活剤というのが新しく出たようです。同じくユーザー動画らしいものが見当た
らないので併せてリクエストさせて頂きました!
連続のコメントで申し訳ありません。
プレグラの方がマイナーで商品検索しづらいかと思ったのでURL貼らせて頂きます。
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B01MZFKRWU
個人的に黒のe46に乗っていて、この時期はシリコンやワックス由来の撥水作用をもつコーティングは熱でモノによってはベタついてしまったりして、かえって施工して後悔するパターンがあるので今はフッ素由来の撥水コーティングを模索しています。
目的としては時間の経過した硬化型ガラスコーティングの撥水維持に簡易コーティングをオーバーコーティングする為です。
べんべーおじさん さん
コメントありがとうございます!
同じくE46にお乗りなのですね!
Pregra プレグラの商品ページ見ました。
※皆さんがアクセスしやすいようリンクにさせて頂きました
「3次元ガラス骨格構造」というものをみて真っ先にピンと来たのが
D-PRO のType-3Dです。
双方のページの説明画像を見ると、この「3次元ガラス骨格構造」の化学式が一緒ですね。
疎水性ガラス系コーティング DPROの Type3Dを試してみた
廉価版のD-PRO のType-3Dとみればよいのか…。
安いので試すにはいいかもしれませんね!
コーティング効果復活剤はこれですね!
ホームセンターで見かけて、候補として写真だけ撮ってきました。
レビュー候補にも入っていますのでしばしお待ちくださいませ…。
いつも拝見しております。
つい気になった記事なのでコメントしてみようと思いました。
濃淡系の車に乗っていて、バリアスコートはムラ酷くて自分では使いこなせませんでしたが、ゼロフィニッシュではどうでしたか?
気になって夜も眠れません!
きゅうり夫人 さん
コメントありがとうございます!
ゼロフィニッシュはバリアスコートより効果的には若干マイルドで、ムラになりにくい感じでした!
※全くムラにならない…というわけではありませんが。
扱いやすい製品ですよ!
レビューお疲れ様です。
汚れを落としてコーティングと云うと、プレクサスなんかもライバルなのかな?
これまでの評価からすると耐久性は比較にならない可能性の方が高そうですね。
気になったのがカルキ汚れの落とし具合ですね。
これはバリアスと比較してどうでしょうか?
現在使用中のお手軽ガラス系が無くなりそうなので、次の候補として評価の高いバリアスを考えているので気になるところですね。
できれば比較してもらいたいところです。
たんしお さん
コメントありがとうございます!
プレクサスもライバルになりそうですが、おっしゃる通り耐久性の部分では別部門になりそうですね。
もうほんと「臭くないバリアスコート」といった感じです。
カルキ汚れ落としはパネルが準備できたら試してみますね!