今回はガラス系コーティング剤の火付け役(と私が勝手に思っている)ブリスのレビューをしてみたいと思います。
目次
はじめに
販売開始から結構経っている製品なのでもうすでにご存知の方、使用経験済みの方も多いかと思いますが、あえてのレビューです。
理由なんですが、色々なコーティング剤をレビューしてきましたが、そんな中でふと気づいたこと
そういえばブリス単体ってレビューしたことないよね?
って事。
数年前に行ったカーコーティング剤比較の一発目(カーコーティング剤を比較してみた!)の時点で既に残量が僅かで、使い切ってしまったため、レビューできずにいました。
という事でブリスのレビュー…
ですが
今回は個人的な思い出補正が入ってきそうなのであまり平等な評価にはならないかもしれません…
ブリス(と)の(個人的な)歴史
ブリスがいつから売っているのかは存じ上げませんが、少なくとも2007年には私は楽天でブリスを購入していました。
当時、ケイ素系コーティング剤というものは私は見たことが無くて、せっせとカルナウバ蝋のワックスを使っていました。
で、ブリスのお試しサイズの80mlを購入してみて感動。しばらくブリスを使用することに。
当時はAmazonでの購入よりも楽天での購入頻度のほうが高かったので、広告をよく目にしていたせいかもしれませんが、競合するような製品はほとんどなかったんじゃないかと思います。
それくらい私にとってはブリスは画期的な製品でした。
その後、当時乗っていた車を手放す頃には類似する製品も沢山出てきており、同時にブラックのボディーからグレーの車に乗り換えたことで、効果の違いがイマイチわからなくなって冷めてしまいました。
ブリスにこだわりがなくなってからは、安いものを使い切っては別の物といった感じで使用していたわけですが、数年後に転機が訪れます。
当時、知人が携帯をピカピカにしたいという事でブリスを購入しました。たまたまその知人に用事があって立ち寄った際、
「ブリスっていいよな。試しにボンネットに施工してみてよ」
と私の車のボンネットに施工したところ…
私「あれ?光沢全然違うんじゃない…?」
知人「俺もそう思った」
私「だよな?でもこれコーティングはしてあるんだぞ?ゼロウォーターってやつ。」
知人「でも明らかに光沢感さっきと違うよ?」
私「だよな…。こんなにも変わるのか…?」
知人「俺でもわかるくらいだから結構違うと思うよ?」
車を所有していない知人ですら、その変化に気くくらい光沢が出ました。
しかも変化のわかりづらいグレーのボディーで。
そんな感じで
ブリスってすげぇ!っていうかコーティング剤でもこんなに違いがあるのか!
となったわけですね。
そこからはもうあれこれコーティング剤を試す日々となりまして、現在に至ります。
だから思い入れが若干違うんですね。
ブリスを施工してみる
私とブリスの話に疲れてきた方もいるかと思いますので、実際に車に施工してみたいと思います。
工程は
- 洗車後のボディーに吹きかけて延ばす。
- 余分な成分を洗い流す。
- 最後にマイクロファイバータオルで拭き上げる。
といった流れになります。
施工が終わった後に水をかけるというのに抵抗がある方は、硬く絞ったマイクロファイバータオルを使ってもよさそうです。
早速施工してみましたが
あーこれこれ。懐かしい
そう、見事にムラが出ます。
当時、このムラがどうしても取れなくて、販売元に問い合わせたことがありました。
その際には「軽くシャンプー洗車してくれればOK。もしくはボディーに残っている油分のせいの可能性があるから施工前の脱脂シャンプー買ってね」という回答をもらったわけですが…
硬く絞ったMFタオルを使用するとさっぱりと落ちます。
当時は、MFタオルというものはあまり主流ではなく、セーム皮か合成セームのほぼ2択。あとは手ぬぐいみたいなタオルを使ったりというパターンですね。
MFタオルがメジャーになったのはもう少し先ですよね。
プリズムシールドを初めて購入したときに「マイクロファイバータオル!?何だ!?すごいのがついて来るの?このお値段で!?」と思った記憶があります。
なんせそのMFタオル1年くらい使いましたからね。もったいなくて。汚れてたのに…。
その後ダイソー等でもで当たり前に取り扱うようになりましたけど…。
「車51」という単語を聞いて「懐かしい!」と思う人もいるでしょう。私の家に未開封のストックがまだ数枚あります。
という事で施工結果ですが
素晴らしいね!(誇張気味)
やっぱりねぇ、ブリスはウルっというかヌラっというか濡れたような艶が出ますね。ニュービームとかそれ系に近い感じです。
写真撮ったと思ったらブレブレだったんで、後日追加したいと思います…。
施工後数日しての雨の状態。
水滴は楕円形です。最初は弱撥水、後に疎水となるのがブリスの特徴ですが、いつも重ねて施工しているので疎水になっている姿は見たことありません(笑)
パネルで実験してみる
次にパネル実験です。
左側にブリスを施工します。
うん。素晴らしい!ちゃんと効果が出るのは確信していましたが、素晴らしいですね。黒々しています。
ブリスとゼロウォーター、スマートミストを比較してみる
次に比較です。
比較対象はゼロウォーターとスマートミスト。
真ん中がゼロウォーター、右端がスマートミストなんですが…。
写真で見ると僅差ですね(笑)
肉眼的にはスマートミストが若干濃い感じ。次にブリス、その次がゼロウォーターです。
ちなみにゼロウォーターは新しくなった方ですのでご注意を。過去製品とは効果が段違いです。
水滴を落としてみる
それではそれぞれに水滴を落としてみたいと思います。
水はけはよさそうですね。
総合評価
ということで久しぶりにブリスを購入し、ちゃんとレビューしてみましたが、効果としては大満足。
でも少し不満が残ります。
一度水で流すとか、ムラをとるとか若干面倒なのよね
現在の主流は「濡れたボディーに吹きかけて延ばし、水分と一緒に拭き取る(終了」という流れなので少しばかり手間です。
洗車場で施工したら何円ぶち込んだらいいかわからなくなってしまいますね(笑)
但し仕上がりは素晴らしい…。
当時はまだ、カルナウバワックスが主流だったので、この流れでも十分に楽だったんですよね。
乾いたワックスのふき取りと格闘しなくていいというだけでものすごく楽だったんです。
という事で、時短効果は現行の製品に劣ってしまいますが、艶感は抜群に良い。
洗車に時間と手間をかけるのは問題ないけど、固形ワックスのようにしんどいのは嫌。もしくは油膜を作りたくないから固形ワックスは使用しない。という方にはブリスは良いと思います。
私と同じように「昔はブリスを使っていたけど、今は別の安くて簡単な製品を使っている」という方は結構いる事でしょう。
そんな方は久しぶりに再度ブリスを使ってみると「あ!そうそうこれこれ!」という気持ちになれると思います。
以上、ブリスのレビューでした。
ちなみに、私が知っているのはブリスエックス、ブリスネオまでだったんですが…
今はブリスtypeRSという製品も出ているようです。
—-追記—-
ブリス施工後2週間の様子
ブリスを施工して2週間ほど経過したので、改めて汚れ具合を含めて写真を撮ってみました。
この期間は結構雨が多くて、数日おきに雨が降っていたんですが…
だいぶきれいに見えますね。
まだら模様ではなく、全体的に幕が張ったように汚れています。
軽く指でなぞってみました。
わかりますでしょうか・・・?
なぞったところが黒く色が違います。逆に周りがいかに均等に汚れているかわかりやすいと思います。
ちなみにこの状態で水をかけると…
シターっと水が引いていきます。水量が多いからという事もありますが、水滴一つ一つも大きめで楕円形。施工直後が弱撥水で、その後疎水になるということで間違いないようですね。
コメント
ご無沙汰しています。
ブリス以前使っていましたよ。
8年位の間で大きいボトルを4本くらい使ったと思います。
ムラで悩みましたが、ブリスの茶色い専用クロスを使えば大丈夫でした。
あと吹き過ぎも良くないですよね。
最近はカインズホーム 簡単カーワックスがお気に入りです。
3本使いきり、今在庫が4本あります。
洗車大好き さん
コメントありがとうございます。
おお、ブリスご使用なされてたんですね。
私はケチって専用クロスを買わなかったので大変でした(笑)
カインズのはいいですよね。ものすごいコスパです。