モノタロウのコーティング剤「フラッシュリーβ」を試してみた

コーティング


前回「フラッシュリーα」を試しましたが、今回は同じくモノタロウから販売されている「フラッシュリー」シリーズの「フラッシュリーβ」を試します。

目次

フラッシュリーβとは

フラッシュリーβはモノタロウのカーコーティング剤のフラッシュリーシリーズの一つですが、フラッシュリーαとは全く違う製品です。

フラッシュリーαとフラッシュリーβの違い

商品名フラッシュリーαフラッシュリーβ
特徴高品質ノーコンパウンドワックス多用途に使える
疎水ガラス系コーティング
内容量200ml300ml
施工可能
台数(目安)
5~6台3~4台
使用箇所ボディボディ・窓ガラス・ヘッドライト
・ホイール・ダッシュボード
持続期間
(目安)
1ヵ月3ヵ月
成分カルナバオイル、シリコーンオイル、界面活性剤ガラス系コロイド、変性シリコン、精製水
価格¥369¥1,590

フラッシュリーαがカルナウバワックス系の製品であるのに対し、フラッシュリーβは疎水ガラス系コーティングとなります。

施工箇所も広く、フラッシュリーαがボディだけなのに対し、フラッシュリーβはボディ・窓ガラス・ヘッドライト・ホイール・ダッシュボードと幅広く使用する事ができます。

価格は控えめで1,590円です。

施工してみる

それでは、施工していきます。

車に施工


施工方法は、洗車後の濡れたボディーに吹きかけて、水分と一緒に拭き取るだけの、いつも通りのガラス系コーティング剤です。

施工結果はこんな感じ。



スッキリ系の仕上がりというか、若干効果が薄い感じというか…。
悪くはないような気がしますが、施工後の変化が薄い気がします。

洗車前の様子

疎水性能を確認するため、2日連続で洗車&施工、その翌週に洗車を行いました。
その間、雨天走行はナシの状態です。

洗車場で「手洗い洗車コース」にての水洗いの状態。


疎水感が出ていますね。

水はけは良いようです。

手洗い洗車後の様子

次に、手洗いが終わった後のすすぎ洗車。

なんだこれ(笑)

動画を見ずにスルーした方、通信量に余裕があるならば是非見て頂きたいです。

本当に「疎水」といった感じ。

一見、水滴がベターーーっと広がり、コーティング未施工車のような状態になりますが、その後スルスルと水滴が引いていきます。

「撥水系は嫌だ」というにはかなりオススメかもしれません。

パネルで比較で比較してみる


次にパネル比較です。

今回は、フラッシュリーα、スマートミストそれぞれ実験してみたいと思います。

パネル比較

先ずはパネルの真ん中にフラッシュリーβを施工。


んーー、なんとも薄いですね。
肉眼でも境界線が非常に見づらい状態です。

傷の隠蔽効果はそこまで高くないのかな…。

フラッシュリーαとの比較


次に、前回好評だったフラッシュリーβとの比較です。


パネル左側にフラッシュリーαを施工してみます。


圧倒的にフラッシュリーαのほうが変化が見て取れますね。

撮影する角度を変えたおかげか、重ね塗りしたおかげか、真ん中のフラッシュリーβの境界線が見えるようになりました。

スマートミストとの比較


次はスマートミストとの比較です。

左にフラッシュリーα、真ん中がフラッシュリーβ、右がスマートミストです。


スマートミストの光沢感がすごいですね。

逆にフラッシュリーβは塗り重ねても濃くなってくれません。

滑水性能の比較

滑水性能の比較です。

パネルに水滴を落としてみます。


今回はフラッシュリーαよりもスマートミストのほうが水滴が落ちるのが速かったですね。

動画をみるとわかりますが、フラッシュリーβは水滴が平べったく、コロコロしていません。
コロコロ水滴にならないということは、レンズ効果でボディーを焼くことも少なく済みそうです。

フラッシュリーβまとめ

以上、モノタロウのコーティング剤、フラッシュリーβのレビューでした。

光沢感については、今一つというか、全く…といった感じでしたが、疎水性能は抜群のようです。

感覚的にはCCウォーターに近い印象です。

バッキバキに撥水するより、スルスルと水滴が流れ、レンズ効果でボディーを焼かない製品がいいという方にはよさそうです。

傷だらけのボディーの傷の隠蔽効果が欲しい方が買うと後悔する製品になるでしょう。
ボディーの状態が良い方であれば、疎水性能も相まって、良い結果になるのではないかと思われます。

以上、モノタロウのコーティング剤、フラッシュリーβのレビューでした!

コメント

  1. 匿名 より:

    こういうのって単純に撥水が悪いだけじゃないんですか?

    よく疎水という表現になりますが。

    自分も一時期、親水や疎水という物を追求していましたが、結局強撥水のものが劣化した時に同じレベルになっているのを見て、ただの弱撥水だと悟りました。

    艶などは撥水と比例しませんからどちらでもいいのですが、撥水の表現に関しては撥水が弱いとしか見えませんでした。

    • 鑑人 より:

      匿名 さん

      コメントありがとうございます!

      確かに「疎水」については懐疑的な部分もありますよね。

      私も実は、雨の中で野ざらしになってる車等をみて、「疎水って、コーティング剤未施工のボディーの事なんじゃ…」と思っていた時期があるんですが、そーゆーのって、水がベターーーっとついたまま流れていかないんですよね。

      レビューのために、度々ボディーのリセットをして洗車をすることがありますが、未施工、撥水コーティング、弱撥水コーティング、疎水コーティングでは、水滴のでき方や、流れ方が違います。
      ただ、通常の生活の中で体感する雨天のレベルですと、動画のような水の落ち方はそうそう体験できませんよね…。
      洗車機の水量を実際に体感するとしたらゲリラ豪雨レベルの雨天でしょうから…。

      ですので、匿名さんの感じる「ただの弱撥水」という認識が一番正しいかもしれません。

      • 匿名 より:

        ありがとうございます。

        水玉の流れ方の違いは同じ撥水でも違いがあるということは検証されているおかげで非常にわかりやすく試し甲斐のある検証だと思います。

        「通常の生活の中で体感する雨天のレベル」と言われていましたが、まさにその通りでシャワーホースをどんなに弱くかけても雨よりは粒も大きく参考にならないと思います。今年の豪雨ではっきりしました。バケツひっくり返す雨でもシャワーホース上に向けて遠くから水を降らせるやり方でやっと同等。
        霧吹きでやっと実際の雨に近い撥水感になるのにみんな動画にしないですね。

        話は脱線しますが、新車から完全な親水でなにもコートしなくてこまめに洗車してピカピカの人にあってみたいです

        • 鑑人 より:

          匿名 さん

          皆さん動画にしないのは、やっぱり変化に乏しいからじゃないですかね(笑)

          >新車から完全な親水でなにもコートしなくてこまめに洗車してピカピカの人にあってみたいです

          なかなか難しいかもしれませんね。私はごらんの通り洗車回数が多いのですが、それでも季節の変わり目に気合いを入れて洗車すると、MFタオルがしっかり汚れます。
          少しずつ汚れが堆積していきそうな気がします。
          まぁ私の場合はコーティング剤そのものが汚れを吸い付けている可能性は否めませんけど(笑)

  2. マッテテコイサンマン より:

    車に全く興味がない。
    もちろん洗車なんて滅多にせず1年に一回、洗車機に入れるかどうか。
    たとえ洗車機に入れたとしても拭き上げはしない。
    安い中古車で一番手間が掛からないという理由で色はシルバー。

    そんな人種が同僚にいますが、ある意味最強だと思っています。

    もちろんボディは完全な親水状態。
    鉄粉まみれでザラッザラ。
    艶、光沢もあまりなく若干マットな感じ。
    常にそれなりに薄汚れている。

    だけど、一年中その状態なんです。
    絶対的な艶や光沢はないけれど、幾度の雨に打たれても、花粉シーズンが到来しても常にその「それなりに薄汚れている」状態なんです。

    私の車は結構強めの撥水ですが、撥水って気象条件によっては“アホみたい”に汚れる事ありますよね?
    同僚の車は同条件下でも相変わらず「それなりに薄汚れている」状態なんです!

    雨が上がった後も、いつまでも大量の水滴が残っている私の車の横でその車はあっという間に乾いてしまいます。

    その同僚はこう言い切ります。
    「車の為にに浪費する時間も金も人生の無駄」
    「その時間と金を他の事(趣味とか友人との交流)に使った方が人生は豊かだ」と。

    • 鑑人 より:

      マッテテコイサンマン さん

      コメントありがとうございます!

      洗車しない方(それが悪いとは言っていません)の車ってそんな感じですよね。
      私の車も撥水が強いコーティング剤の時は、花粉の時期は黒と黄色の逆ヒョウ柄みたいになります(笑)

      同僚の方の意見もごもっともですね。理解はできます。
      車はただの道具の一つや「アシ」として見ていらっしゃるのでしょうね。
      私も「ただの道具」として見ているものに対しての扱いは雑ですし(笑)

      身近な例でいうと、筆記用具でしょうか。
      私は「書ければ何でもいい」派ですが、同僚は質の良い万年筆を使っていたりします。

      そんな感じの違い。

      以下は、同僚の方の意見を否定したりとかそういう意味合いではなく、あくまで私自身の考えだというのが大前提で読んでいただきたいのですが、

      私は車については「車移動の最中は、車が服や靴の代わり」といった感じの認識なので、だから、なるべく綺麗にしておきたいという思いがあります。

      また、友人や、女性を乗せる際、車はその人たちの服や靴になるという風にも思っています。

      自分に会うために身だしなみを整えて来てくれている女性を、泥だらけの車で出迎えるのは申し訳ないという気持ちになります。なのでそういう時は尚の事洗車をします。

      まぁ、皆口をそろえて「そんなの誰も気にしないよ」と笑いますけどね(笑)

      でも私自身が気にしてしまうので…まぁ自己満足ですよね(笑)

      どちらが良い、悪いの話ではないので、同僚の方の意見に対して「それはおかしい!」というつもりは全くありません。

      >「その時間と金を他の事(趣味とか友人との交流)に使った方が人生は豊かだ」

      このご意見だって「その時間と金」の「その」の部分が洗車以外で私が不要と考える何かであった場合、私も同じことを言いかねませんからね(笑)

      • マッテテコイサンマン より:

        私自身も同僚の意見を否定するつもりは一切ありません。

        ただその車を見て毎回思うのは、やはり撥水よりも親水の方が汚れないのかなという事。
        汚れないというよりは汚れが均一で目立たないのかな?

        まぁ、塗装すっぴんの親水状態を再現出来るコーティング剤は存在しないと思ってますが。

        • 鑑人 より:

          マッテテコイサンマン さん

          水滴跡のまだら模様よりは汚れは目立たないでしょうね…。
          汚れている所と、汚れていないところの境界線が薄いほど目立つというか…。

          あれですよ。「ホコリ溜まっているかな?微妙だな」という所を指で撫でたら急に目立つときのような…

  3. フジ より:

    綺麗な車に乗るのは身だしなみの一つですよね。
    ただ、私の場合は車に乗る楽しみと洗車するのは完全に趣味です。笑
    色んな薬剤を探しては試してみるのが楽しい。
    病気みたいなもんで、身だしなみはオマケみたいになってます。

    • 鑑人 より:

      フジ さん

      コメントありがとうございます!

      乗るのも洗車するのも楽しいですよね~。
      洗車後の綺麗になったボディーを見てニンマリ…たぶん当ブログの読者さんの中には同じような方はたくさんいらっしゃると思います(笑)

  4. zzw30 より:

    水はけは良いけどツヤはいまいち・・・
    ほんとにフラッシュリー最安くんが最強だったりして?

    自分は物心つく前から今の今まで車キ○ガイですが実は洗車キライです笑
    家の目の前が海なんで水洗いしないワケにはいかないんですが・・・
    磨くのは好きです。最近やってきた家の足車(新車)は怖くてスポンジ洗いも磨きも出来ないけど・・・
    車=家族なんですよ。 5人+5台なんでウチは10人家族みたいなもんです笑
    新車来たんで今は親父の仕事車に回したアルトバンですら愛着ありますから
    あとひとつ。「車,バイクは裏切らない 人は裏切る」です。
    愛着持って乗ってれば必ず応えてくれますよ。

    • 鑑人 より:

      zzw30 さん

      コメントありがとうございます!

      α最強説は否めません…

      凄い台数車ありますね(笑)

      まぁ私も田舎の農家育ちなもんで、同じような環境でしたが、全員車に無頓着でせっせと洗車する人はいませんでした…。

      親父に至っては、ロクに洗車もせず、雑に乗り回して10万キロオーバーで売り払ったときに二束三文にしかならなかった結果から、「車は大事に乗っても二束三文でしか売れない」と余計に雑に扱うようになり、そして農機具ばっかりせっせと洗っています(笑)

      そもそもに高く売れる車種でもないし、売るには時期を逸しスギってのをいくら説明しても理解してもらえませんでした…(笑)

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