4月にイオンが月額2,980円のスマホを発表してから、各社から格安スマホが発表されて、賑やかな状態となっています。
イオンを皮切りにビッグカメラが月額2,830円のスマホを販売したりしています。
これらは大好評で準備した台数が1ヶ月もかからずに売り切っている状態です。
ヨドバシカメラもこの戦いに参入するのでは無いかという噂もあり、ますます激化していくのでしょう。
バンダイの子会社 メガハウス が子供向けの格安スマホを先日発表し、家電屋さんだけではなく、異業種までもが参戦する形となってきました。
なぜこんなにも安いのか
高速通信が出来る容量が少なく、通信速度も遅い
現在はLTEが主流で、75Mbpsだ150Mbpsだと言っていますが、これらのスマホは速くても14.4Mbps程度しか出ません。
通信方式も3GなのでLTE等に比べるとレスポンスの悪さも目立ちます。
1GBまでは割と速い通信ですがその後は200kbps程度に落とされます。
LTEの1/375程度の速度になります。
端末が数世代前の構成で安価
キャリアのスマホは最先端のスペックで販売されています。
そうしないと売れないという日本の特殊事情があり、安い端末というのが存在しません。
ですが、格安スマホは、海外で販売されているエントリーモデルを使うことで端末の値段を抑えています。
回線はキチンと繋がるのか
回線はdocomoの回線を使っているため、快適に使うことが可能です。
格安スマホは日本通信やIIJと言った自前で回線は用意せず、docomoから回線を仕入れた業者が販売をしています。
その為、設備投資にかかる費用が発生しないため、安くスマホを提供できる形となっています。
大元の回線がdocomoなので、繋がりにくいというのもなく全国何処でもストレスなく利用することが可能です。
結局は「買い」なのか
スマホとはどんなものなのかという軽い気持ちで持つ場合で、1人だけで利用するというのなら、「有り」だと思われます。
ただし、3人家族などで子供にスマホを持たせたいという場合は高く付く可能性があります。
それは、docomoから6月に始まる「カケホーダイ&パケあえる」の登場により、子供へもスマホを持たせやすい状況になりました。
家族3人でスマホを持った場合、約18,600円/月程度の見込みです。
これを子供の分を格安スマホに置換えた場合は15,380円/月程度になる見込みです。
また、通話をすればするほど通話料が加算されて行くので、もっと高くなります。
「カケホーダイ&パケあえる」でプランを構成した場合
基本料 8748円/月
パケットパック10 10,260円/月
SPモード 972円/月
シェアオプション 1,080円/月
U25応援割引き -540円/月
となり、19,620円/月 となります。またdocomoの継続利用が16年以上なら、-1,080円/月 割り引かれるため 18,540円/月 程度で家族3人でスマホを持つことが出来ます。
電話も掛け放題のため、18,540円 から増えることもありません。
家族で11GBまでは高速通信が利用できるので、1日中YouTubeを見る等、極端な使い方をしない限りは速度規制に引っかかる心配も無いでしょう。
子供に格安スマホを持たとしても、ゲームのやり過ぎやLINEのやり過ぎで、すぐ速度規制がかかり、あーでもないこーでもないと言ってくるのは火を見るより明らかです。
月 3000円ほど加算となりますが、子供もストレスなく使え、知らぬ間の長電話で思わぬ高額請求が発生しないという安心感が手に入るなら、docomoのプランの方が安いようにも思えます。
ただし、端末代が上乗せされますが、1世代前の端末なら実質負担0円などで配っている可能性もあります。
両親が使っていたお古のスマホを持ち込めば、端末代も0円ですみます。
安いから子供には格安スマホでと安直に考えずに
いろいろを試算して見て、検討するのが良いのでは無いでしょうか。
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