キャリアのスマートフォン移行戦略に潜む問題点

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photo credit: photograsaur
一人一台を持つようになって伸び悩んでいた携帯市場に
投入されたスマートフォン(スマホ)。
端末の出荷の増加や、データ定額制への加入による売り上げ安定化など
キャリアにとっては救世主のようにも見える。

が、華々しく見える影で頭を抱えている問題も発生している。
今年に入りキャリアで相次いでいる通信障害がそれである。
先月末(2012年1月)にはドコモでの大規模障害や先週末のauの通信障害などなど。

これもすべて、スマホが急激に増えたことにより、データ処理が追いつかないという
状況になっているため発生している問題だ。

実際、スマホになってから、スマホでYouTubeなど見るようになった人は多いのではないのか。

スマートフォンはこれまでのフィーチャーフォン(ガラケー)と比べると、
様々なアプリケーションが常時通信を行っている。
ガラケーの定額プランなど1日~数日で突破してしまう勢いだ。
ガラケーではやっていたメールや着うたなどと違い、データ通信量が数倍から数十倍に増えている。
急に増えたためキャリアが施設増強を行うのに間に合わず、たびたび障害が発生しているという状態だ。

かといって、「施設増強するまで我慢してね」といわれて「はい、そうですか」とはいえない。
12、3年前、iモードが爆発的に流行った時を同じ轍を踏んでいる状況なため、
そこから何を学んだのだと声を大にしていいたい。

現状の打開策として、時間をかけて設備増強を行うか、通信量を減らすかという方法があると思う。

前者は時間とお金をかければ解決できるが、
数百億から千数百億という莫大な金額が必要だったりする。

対する後者はすぐ行える。そのためキャリアがそれに飛びつく可能性がある。

データ定額制、香港で相次ぎ廃止 スマホ普及で
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381959FE3E1E2E1858DE3E1E2E0E0E2E3E09BE2E2E2E2E2

この記事にもあるように、アメリカや香港などでは
データ定額制を廃止し始めてきている。
定額ならいくらでも使えるといってみんなが大量に使っている状態だから
それを減らそうといういったってシンプルな解決法だ。

データ量も減るし、設備投資もせずにすむ、場合によっては売り上げも増えるという
キャリアにとってはウハウハな事になる。

日本でもソフトバンクが定額制を廃止するのではないかという噂も出ており
それが実現すると、ドコモ、auが追随するのは火を見るより明らかだ。

今までユーザーから巻き上げた莫大な資金があるため、簡単だからといって
ユーザーが不利になるような施策はしないでほしいものだ。

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コメント

  1. どうなる!?au!3月からスマートフォンの画像・動画ファイルのパケット通信最適化を実施 | 鑑人 より:

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