AnkerのBluetoothスピーカーSoundCoreを買ってSONYのSRS-X33と比較してみた

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Fire HD用のスピーカーが欲しい

先日、AmazonのFire HDを購入したんですが、せっかく買ったんだから使い尽くしてやろうという事で、色々やっているところですが、今回はそのFireHDの音の話です。
※参考:AmazonのFire タブレット 8GB を買ってみた

私が購入したFire HDは、モノラルスピーカーでして、お世辞にも音質がいいとは言えません。

でも、Amazonプライム特典として音楽聞き放題のPrimeMusicや、動画見放題のPrimeビデオなど様々なコンテンツが付与されます。ついでにHuluも契約しており、Huluもタブレットで見れたらさぞ快適だろうと。

となると音環境も強化したくなりますよね。

ということで方法を考えました。

1.ステレオケーブルと外部入力可能なアンプを使って再生
これは実はもう環境が出来上がっていて、自宅にプリメインアンプがあるためすでに実現しました。

ただし

ケーブルが邪魔よね

Fire HDの上からぴろ~んとステレオケーブルが伸びるのは操作していて何とも邪魔なので一度試しましたがやめました。
プリメインアンプからの再生なので音質は抜群にいいんですけどね…。

2.Bluetoothスピーカーを使う
まぁ順当に考えてこの方法になると思います。これならばケーブルのわずらわしさもありませんし、プリメインアンプのチャンネルを占有しなくて済みます。

プリメインアンプはPCからの音源、それを聞きながらタブレット操作なんてこともできるようになりますね。

Bluetoothスピーカーを選ぶ

方法が決まったら、Bluetoothスピーカーの選定です。

とりあえず「安いから」と買ったFireHDですのでそこまで高コストはかけたくありません。
本当にいい音質で聞きたければプリメインアンプを通せばいい話なので、「最高音質」というところまでは求めない。
程よくそれなりに鳴ってくれるBluetoothスピーカーが欲しいところです。

1.SONY SRS-X33
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SONY ワイヤレスポータブルスピーカー Bluetooth対応 ブラック SRS-X33/BIMAG4689-615x344 AnkerのBluetoothスピーカーSoundCoreを買ってSONYのSRS-X33と比較してみた

これは以前の記事「SONY ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-X33を買ってみた」にてご紹介しました。
実際に鳴っているのを聞いて、結構いいなとは思ったんですが、価格が1万円を超えてきますので、私の今回の環境下では却下。

2.Anker SoundCore A3102011
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Anker SoundCore ポータブル Bluetooth4.0 スピーカー 24時間連続再生可能【デュアルドライバー / ワイヤレススピーカー / 内蔵マイク搭載】(ブラック) A3102011IMAG4689-615x344 AnkerのBluetoothスピーカーSoundCoreを買ってSONYのSRS-X33と比較してみた

これが今回選定したAnker製のスピーカーになります。価格はお手頃、Amazonで大人気。というかベストセラー1位。
これならばちょうどいいかなという事でAnker SoundCoreにしてみることにしました。

3.Anker プレミアムステレオスピーカー
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Anker プレミアムステレオスピーカー Bluetooth 4.0 (A3143) 【20W出力オーディオ (10Wデュアルドライバー) / デュアルサブウーハー / ワイヤレススピーカ搭載】 iPhone / iPad / Sony / Nexus / Android各種対応IMAG4689-615x344 AnkerのBluetoothスピーカーSoundCoreを買ってSONYのSRS-X33と比較してみた

こっちはAnkerでも少し高い方。それでも現在のAmazonの価格では違いは2000円程度です。
正直こっちも迷ったんですが、この価格差でどのくらい音質に差があるのか。

SoundCoreが3W×2のドライバに対し、プレミアムステレオスピーカーの方は10W×2なので出力は倍以上。
おのずと低音域のパワーとかが期待できますね。

でも、そこまで上げると後述のその他のスピーカーを選んだ方がよさそうな気がするので今回はSoundCoreにしました。

4.その他の製品たち

harman/kardon HKESQUIRE2 BLK

Bose SoundLink Mini II
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BOSE サウンドリンクミニ SoundLink Mini 2 サウンドリンクミニ2 Bluetooth speaker  ボーズ ポータブルスピーカー ワイヤレススピーカー ブルートゥース スピーカー

JBL JEMBE

前回も悩みましたがこの辺の製品も検討材料には入ります。でも今回の「安くてそれなりに鳴ればい」の条件には微妙にマッチしませんでした。

SoundCoreを買ってみた

結局の所、それなりにお手頃なAnkerのSoundCoreを購入しました。

開封してみるといたってシンプル。
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本体と、microUSBケーブルのみです。

さっそく使ってみる

では、早速使ってみようということで、ペアリングしようとしたんですが

FireHDにつながらない…

何度やってもペアリングができないという事態に…。

通常は電源を入れた直後、すでにペアリングモードになっているのでそのままタブレットなりスマホなりでBluetooth端末をスキャンすればAnkerのSoundCoreが検出されます。
それを素直にペアリングすれば終わりなんですが、うまくいきませんでした。

Fire HDを再起動したらペアリングできるようになりました。困ったら再起動。基本ですね。
※再起動を最後に二度と起動しなくなるというケースはPCの場合時折ありますが…。

音質を確認する

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さて、私はそんなに耳が肥えてるとは言えませんが、音質を確認してみます。

うーん、良くもない。悪くもない。

まぁ正直この価格のスピーカーなら妥当かなという感じです。

形状的に左右の音が混在して音像がばらけるのは仕方ないですね。

次に出力が低いので低音が弱めなのも仕方ない。

高音はシャカシャカしているような感じはします。

ノイズ的なジャリジャリ感はありませんでした。

ひとまず極端に音が悪いという事はありません。でもすごく音がいいというわけでもありません。

こだわる人はもっと高いスピーカーを買いましょう。というかプリメインアンプから有線で音を出しましょう。

無線の4,000円のBluetoothスピーカーとしては至って妥当という感想です。

SRX-X33と比較してみる

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価格帯からして、そもそもに土俵が違うという感じはありますが、簡単に比較できる対象がコレしかなかったので、SONYのSRS-X33と比較してみることにしました。

本体の質の違い
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SoundCoreは黒、SRS-X33は白ってことでカラーが違いますので表面の素材の話。
どちらも、プラともゴムとも微妙に違うサラっとしていてテラテラしていない謎素材でおおわれています。
あの埃がついたら取りにくそうなやつです。

価格差はありますがAnkerのSoundCoreが特別安っぽい感じがするという事はありませんでした。

SoundCoreの方は少し電源を強く押さなければ電源が入らないので、スイッチの精度という点ではSRS-X33のほうが上です。

サイズと重さの違い
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箱を開けた時から「SRS-X33と比べて小さいな」とは思っていましたが、実際に並べてみると一回りくらいSoundCoreのほうがサイズが小さいですね。

重さの方もSRS-X33のほうがずっしりとした感じです。

音質の違い

これももう圧倒的にSRS-X33のほうが上です。SRS-X33のほうが低音がしっかり出ますし、高音がクリアです。
やはり価格の違いは出力の違い、出力の違いは音質の違いに出てきますね。

SRS-X33のほうが、低音も高音もはっきり分かれていますし、何より音に広がりがあります。

どちらもスピーカーが音源なのははっきりわかるんですが、SoundCoreはスピーカー本体から音が出ている感じがします。SRS-X33は後ろの壁からも音が広がって聞こえてくるような、そんな雰囲気です。

SoundCoreが2次元的な音の聞こえ方とすれば、SRS-X33の方は3次元的な聞こえ方と言えばいいでしょうか。

聞いてすぐにSRS-X33のほうが「いい音だ」とわかるくらいはっきり音質の差が出ます。

SoundCoreが他と違うところ

上記の結果より「じゃぁSRS-X33買ったらいいじゃん」となりそうですが、SoundCoreとしてもメリットもいくつかあります。

1.軽い
前述のSRS-X33と比較したときの「ずっしり感」の話と相反しますが、軽いということはメリットでもあります。持ち運びが楽です。
例えばスマホに音声や動画を入れてみんなで観たり聴いたりしたい場合、便利ですよね。

「結婚式の動画作ったんだー!みんなで集まってみようよー」

とか

「今度のイベントの出し物外で練習しようよ!」

とか

「BBQにBGMほしいよね!」

とか

そんなちょっとしたタイミングでスマホの音源じゃ物足りないなぁなんて時、スピーカーがーほしいなって時、簡単に持ち出せるのは良いですね。

2.24時間バッテリーがもつ
これは上記にも当てはまりますが、どうやらバッテリーが24時間持つようです。ちゃんと充電しておけば多くのケースで本体だけもっていけばOKですし、家で使う時だって電池がなくなったときだけ充電すればよい。しかも充電の頻度は高くない。となると非常に便利です。

3.比較的安い
やっぱりこれですよねー。安いのにこしたことは無い。
高いものを購入するときは少し勇気がいりますもんね。

総評

以上、AnkerのSoundCoreを購入してレビューしてみましたが、結果としては概ね満足。
期待値以上にはなりませんでしたが、大きくがっかりするようなポイントもなく、やはり良くも悪くも価格なりの性能といった感じでした。

上位機種や音質にこだわりだしたらキリがありませんので、「まずはお手頃価格で”使える”アクティブスピーカーが欲しい」という方にはAnkerのSoundCoreは丁度いいスピーカーだと思います。


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