スマホは日々進化していますが、なかなか画期的な進化が起きないのが「スマホの連続使用時間」ですね。バッテリーも性能は上がってはいるんですが、スマホの電力消費を効率化させても使うものは使う。高機能化により多数のアプリが常駐できるようになり、さらにバッテリーの残量を削っていきます。充電の残量が心もとなくてヒヤヒヤした経験のある方も少なくはないのではないでしょうか。
すこしばかり話はそれますが、地震からそろそろ5年になります。私のいる地域はまさにその地域で、あの時は停電により携帯の充電ができなくて、知人に連絡を取りたくても取れないなんてこともありました。モバイルバッテリーが無かったので、車のシガーソケットから給電したり、させてもらったり、充電が残っているノートパソコンから給電したりと、色々と困ったことを思い出しまして、まぁちょっと気になる製品もあったし、いい機会でもあるので防災用品として新しいモバイルバッテリーを購入してみることにしました。
今回購入したのはAnker製の「PowerCore 10000」です。
AnkerはGoogleの元社員が立ち上げたアメリカの会社でアメリカではトップシェアのモバイルバッテリー屋さんです。
このAnkerが今回世界最小最軽量の大容量モバイルバッテリーを発売しました。
容量は10000mAhと家電量販店によく売っているものの倍くらいの容量があり面積はカードサイズで重量は180gという軽量設計になっています。
今は三洋(現パナソニック)のエネループモバイルブースターを使っていますが容量が2倍くらいになり大きさはほぼ変わらずという所に技術の進歩を感じてしまいます。
小さいだけでは無く、Anker独自の機能も搭載されていて効率よく充電ができるようになっています。
PowerIQという接続機器を判断して使用する電力を調整しスマホへの充電が早くなります。
VoltageBoostという機能で最適な速度で充電ができるようになっています。
無理に高速をするとスマホへのダメージもあるため、モバイルバッテリーが状況を判断して流す電力を自動で調整してくれる賢いバッテリーです。
外観
黒のマッド調でボタンは1つだけ。バッテリー残量の確認用ボタンだけです。
接続端子は、バッテリーへの入力にマイクロUSBと外部機器の充電用に通常のUSBが1つあります。
使用感
PowerIQのおかげで、モバイルバッテリーとスマホをつなぐだけで勝手に充電が開始されます。
充電開始のボタンも無いので接続して充電を忘れると言うことや充電完了後に電源を切り忘れて空っぽになると言うことがありません。
よく考えられている機能です。
エネループモバイルブースターとの比較
大きさはエネループモバイルブースターとほぼ同じです。重さはPovweCore 10000の方がずっしりときます。
10000mAh詰まっているんだと思える重さです。
外部への給電もエネループの1Aと比較すると2.4Aとなるため理論的にはエネループの2倍の早さで充電ができます。
PovweCore 10000の中身はパナソニック製のバッテリーが入っているため中身的には現行のエネループと差が無いのかもしれません。
スマホ黎明期とは違い今はそれなりにバッテリー持ちもよくなってきていますがいつ何が起きるかわからないため、防災用品として1つあると便利なモバイルバッテリーです。5000mAhだと1度の充電で空っぽになりかねませんが10000mAhあると2~3回は充電ができるため電気が復活するまでは持ちこたえてくれる感じがします。
今までの10000mAh以上のバッテリーはでかくて重いという代物で、持ち運びに適していませんでした。それがエネループと同じくらいの大きさで実現したこの製品はすばらしいの一言に尽きます。普段からモバイルバッテリーを携帯している人も、いま持っていない人も、Ankerの「PowerCore 10000」は検討する価値のある製品だと思います。
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