ウィルソンの「フッ素テクノコート」の効果を試してみた

コーティング

ウィルソンのフッ素テクノコート

今回は、ウィルソンから新発売の「フッ素テクノコート」を試してみようと思います。
この商品を知ったのは近所のオートバックス。コーティング系商品の棚を物色していたら「新発売」の札がぶら下がっていたので、よく見てみるとウィルソンの新製品でした。
現時点ではウィルソンの公式HP上に掲載はなし。まぁシランガードが発売された時も商品は買えるのに公式HPに掲載がなかったので、じきに追加されることでしょう。
ウイルソン公式HP

ガラス系とは違うフッ素コーティング

さて、ガラス系とかシラン系とか、硬化するものや、簡易ケイ素系のものが流行りですが、今回のフッ素テクノコートは、その名の通りフッ素系コーティング剤。
フッ素というとパッと思いつくのはソフト99のミラーシャインでしょうか。

パッケージ裏面の記載からも分かる通り防汚性能がメインの商品です。
濃色車用と、淡色車用のものがあるのでご自身の車のボディーカラーにあったものを選びましょう。

パッケージ裏をよくよく見てみるとウィルソンさんでもパネル実験とかやってるんですね。当たり前ですが…。そしてちゃんと高温での焼き付けをする装置もあるんですね。私のようにガスコンロでパネルを直接焼いてダメにするようなこともないでしょう。

車に施工してみる


いつもはパネル実験が先ですが、購入ついでに洗車場によることができたので、早速試してみます。
パッケージを開封していきます。


内容物は、フッ素テクノコートのボトル、タオル、手袋、スポンジ。このスポンジを使って塗り伸ばし、タオルで拭き取れということのようです。

とはいえ…

まぁ正直いいますと

準備が面倒

まるーっと車体全部をリセットするのは面倒なので、汚れのひどくなりそうな位置だけ施工してみることにします。

試す位置は、運転席側フロント部分のパーツ近辺。泥が跳ねあがるところも含めて施工対象にします。


この赤枠で囲ったところです。

いつも通り「本当によく落ちる水アカシャンプー」を使ってリセットします。


リセットしてみるとわかるんですが、コーティング剤やらワックスやらで傷がいかにうまくごまかされているかがよくわかります。光にあててみると細かい傷でいっぱいです…。
傷の多さにげんなりしますが、そこはシカトして施工。ボトルをよく振ってスポンジにとり、塗り伸ばします。


塗ってるそばから乾き始めますが、どんどん白くなります。やはり液体ワックスにそっくりです。
一通り塗り終わったら乾燥待ち。夏場は5分から10分。冬場は20分から30分。今回は気温が15℃前後だったのと、直射日光と黒いボディーで温度が上がりそうなことを加味して15分くらい乾燥させました。

乾いたら拭き取ります。
拭き取ってみるとわかりますが、若干白いカスのようなものが出ます。これも液体ワックスのようです。


これが拭き取った後の状態。それなりの光沢がでています。


しかし、やはり他のコーティング剤と比べると傷を隠す効果は少ないようです。角度を変えて日光を当ててみるとギラギラと細かい洗車キズが目につきますね。太陽が映り込んでいる位置です。わかりますでしょうか。

施工が思いのほか面倒ではなかったので、せっかくということでリヤ側もやっておくことにしました。

施工後、綺麗に見える位置と角度から写真をとってみます。

うん、悪くないかな。

あとは次回の洗車時の汚れっぷりを見たいところですが、今後の天気はどうなんでしょう。比較できるような汚れとなるのか否か。比較のためには雨が降ったほうがいいんですが、ほかの部位を考えると、せっかくきれいにしたので雨に降ってほしくないのが正直なところ。まぁひとまず様子を見てみましょう。経過は追記する予定です。

パネル実験をしてみる


さて、順序が逆になってしまいましたが、パネル実験をします。パネルはいつものパネルです。これにマスキングをしてフッ素テクノコートを施工。右側がフッ素テクノコートを施工した方です。写真は施工済みの状態です。イマイチ違いが分かりづらい写真となってしまいましたが、肉眼でみればしっかり色の違いが見て取れます。


マスキングテープをはがしてみます。こちらも境界がわかりづらいですが、右側の光沢がよくなっています。光の入り具合から、傷も若干見えづらくなっているのがわかります。
あとはこれを軒先にでもだしておきましょう。いい感じに汚れてくれると思います。

フッ素テクノコートの良いとこ悪いとこ等

一通り施工がおわりました。防汚性能についてはこれから結果が出てくるところですが、現段階での使用感をまとめておきます。

施工は「少しだけ」面倒
普段、「濡れたままのボディーに吹きかけて拭くだけ」の製品を使っている方は若干面倒かもしれません。普段2度拭きを行っている方や、固形ワックスを使っている方は特に問題ないでしょう。手間は一緒です。乾かしすぎると少し硬くなって落としづらいのも固形ワックスのそれと似ています。

光沢よりも防汚性能
ここまで試した感じからも分かる通り、フッ素テクノコートは光沢などよりも防汚性能に重点が置かれた製品のようです。傷隠しや、濡れたような光沢には過度な期待はできないようです。塗装面がきれいな方のほうがより満足度の高い結果となるでしょう。

硬化はしないので安心
ウィルソンの製品というと、ツヤエキスパートやシランガードなどの硬化系のコーティング剤がありますが、これら拭き残しをしてしまった場合など、失敗するとリカバリーが大変ですが、フッ素テクノコートの方は、硬化する類の製品ではないので、安心して使うことができます。

というのが現時点での感想です。

どんな人におすすめできるのか

この商品の購入対象者としては、こまめに洗車する人よりも、「洗車は適当な間隔。そしてなるべく車を汚したくない」という方によいかと思われます。
毎週せっせと洗車してワックスをかけている方は防汚効果の前に洗車でこまめに汚れを落としていると思いますので、そこまで大きな恩恵は受けられないのではないかと思われます。施工については、塗装面が荒れている場合はあらかじめ塗装面を整えておかないと、細かい傷が目立つようになってしまう可能性もあります。

あとは施工した部分の汚れ具合などもふまえて追記していこうと思います。
以上、ウィルソン フッ素テクノコートのレビューでした。

ちなみに私が購入したのはオートバックスですが、楽天やアマゾンでも購入可能です。現時点でどのショップにも商品画像が無かったので、本当に発売されたばかりなのかもしれませんね。

[2015/11/16 追記]
前回施工から2週間弱、数回の高速道路走行と、何回かの雨天走行を経ての結果報告です。

軒先に出しておいたパネル

やっちまった…

回収した時、濡れていたので何も考えず拭いてしまったんだよなぁ。パッと見た感じでは違いはさっぱりわかりませんでした…。水を拭いているときの水滴の残り具合がフッ素テクノコートを施工した方は跡が残らずすっきり取れた感じはします。

これだけではよくわからないので、最終手段。以前パネルを一枚ダメにしてしまったあの方法を試します。

そう

焼く!

汚いガスコンロですみません。前回同様にこれにスポイトで水滴をのせていきます。


弱火で、じっくり水滴の状態を見ながら加熱。


今回はどうやらうまくいったようです。


これが出来上がったパネル。水道水のカルキが見事に固着しています。フッ素テクノコートを施工してある右側の方が水滴の汚れ具合が酷いように見えますが、撥水性により水滴がマルマルとした粒上を維持したまま乾燥したのでこういった形になったようです。

これを乾いたティッシュでゴシゴシと拭いてみます。


渇いたティッシュで拭いた後。確かにフッ素テクノコート施工後(右側)の方が水垢が綺麗にとれています。


今度は水をつけてティッシュで拭いてみました。右側はまだ撥水状態を維持しています。左側の未施工部分、写真ではわかりづらいのですがティッシュで拭くと水滴が固まっていた部分だけ水滴のあとがわかる感じ水分が残ります。

一見綺麗に全部落ちたようにも見えますが、カメラ性能が悪く、うまく写真が撮れなかったのですが、フッ素テクノコート施工側も輪染みのような跡が残りました。頑固な水垢というやつでしょうか。これが中々落ちない。最終的にコンパウンドを使って落としました。

以上の結果から、汚れの定着具合は未施工の状態に比べると汚れが付きにくいようではあります。

施工後の車の状態
週末の雨が上がり、晴天に恵まれた週末。施工したフッ素テクノコートがどのような状態になっているか確認してみました。

これは前回の「ハンネリワックスの汚れ落とし効果をためしてみた」でハンネリワックスを施工した状態のボンネット。きれいですね。


これが雨天後の施工部分。まだしっかり撥水しています。一見きれいに見えます。

まずは未施工部分(ワックス施工)から

さすがに雨天走行を経るとそれなりに汚れてしまいます。

次にフッ素テクノコートの施工済み部分

うーん、心なしか汚れのつき方が少ないような…。違いが無いような…。非常に微妙な差です。

リヤ側未施工部分

泥はねで汚れています。

リヤ側施工済み部分

こっちも若干汚れ具合がマイルドかなぁ。

というわけで、確かに若干汚れの付着具合が甘いような感じがしました。水で洗い流しても大してさが無かったのですが、さすがに泥はねしやすいところで試すのは無理があったのかもしれません。

施工済みの部分で汚れがひどくなりづらい部分については雨で大半のほこりなどは流れ落ちてしまいました。でも、ハンネリワックス施工済みの部分も同じように汚れが落ちてしまっていました。これは長期間で試さないとダメなのかなぁ。

でも、洗車していて気が付いた点があります。

スポンジの走りが軽い!

そう。ここだけは凄く実感できました。他のワックス施工部分と比較すると泡をたっぷりのせたスポンジを使っても、フッ素テクノコート施工部分のスポンジの滑りが格段に良いのがわかりました。この滑りの良さが汚れを寄せ付けない秘密なのかな。そして、泡の走りがよい、滑りが軽いという事は、普段よりも軽い力で汚れが落とせる、つまり汚れがこびりつきにくいという考えであっているのかなと。ついでに軽い力で洗車ができれば、洗車傷をつけるリスクも減るわけですね。
と、考えるとナシというわけではないんだよなぁ。
私が求めるのは「傷をいかに目だななくさせて、ギラギラ、ヌルヌルとした艶がどれくらい出るのか」という所なんですが、これをやりたいなら傷埋めをしてくれるコーティングの上からフッ素テクノコートという方法もアリかもしれません。

というわけで、経過報告も含めまして、以上、フッ素テクノコートのレビューでした。

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