ソース:INTERNET Watch
衆議院の文部科学委員会で15日午前、“リッピング違法化”などを盛り込んだ政府案が全会一致で可決しました。
リッピングとは、いわゆる吸い出し。CDやDVDからデータを抜き出したりする行為の事です。
※法律に関してはプロではないので、ソース記事を元に考察を行っています。解釈に間違いがあったらコメ欄にて指摘して下さい。
只今これにてネット上は騒然。レンタルCDも違法になるとか、自分で買ったCDも違法になるとか、そんな噂でもちきりですが、これは発信しているメディアが悪そうですね。
ただ単純に「リッピングが違法になる!!」という話題になりそうな部分だけピックアップして掲載している部分があります。
今回のリッピング違法化に関係するのは、政府案の「4)技術的保護手段に係る規定」の部分。
DVDなどに用いられる「CSS」などの暗号型技術を、著作権法上の対象となる「技術的保護手段」に追加するというもの。
これによって、DVDのリッピングソフト等、保護機能を回避して複製するプログラムに規制がかけられ、刑事罰が科せられるというもの。
まぁつまり簡単にまとめると
1.コピーガードがかかったDVD等を複製するプログラムや機械を作って提供したら刑事罰
2.コピーガードを回避して複製を行ったら、私的使用目的の複製の範囲外となり、認められなくなる(刑事罰はなし)
コピーガードなどの技術的保護手段が用いられていないCD等の私的複製については、違法化の対象とはなっていないって事なので、まぁiPodにCDを吸いだして入れるのも特に問題なし。レンタルCD屋は死にません。
ちなみに、『レンタルCD屋でDVD-R売ってたけど、アレは良かったわけ??明らかに「コピーしろよ」って言ってるようなもんじゃない!』という意見もあるようですが、これまではコピーガード回避して複製する事も私的利用の範疇だったらOKだった模様。今回はこれが違法になるというわけです。
でも刑事罰無しの違法化って実際に見つかった場合どんな事が起こるんでしょうね?
と言うわけで、悪いことをせずに普通に音楽を楽しんできた方には特に変化はなし。(CCCDは以前に既にに問題視された経緯があるので、CDのリッピング対策は暫く行われないんじゃないかと勝手に思ってます。)
で、DVDをレンタルしてPCに取り込むなり、DVDに焼くなりして後から楽しむってやってた人は、これから違法になりますよって事ですね。
この法律は2013年1月1日からの施行を目指して進められるそうです。
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