コーティング剤の「シランガード」を施工してみた

コーティング


比較的最近発売されたのシランガード。同じウィルソン製のツヤエキが個人的には好評だったのですが、ちょうどツヤエキも使い切り、前々から気になっていたこともあり、今回はこれをレビューしてみようと思います。

まずは、公式の施工動画をご覧いただきたいと思います。
※動画が非公開になってしまいましたのでメーカーページをリンクしておきます
http://www.willson.co.jp/catalog/wax/02eki.html

うーん、よさそうだ。
ただなぁ

高いんだよなぁ

えーと、うーんまぁ普段500円のお試し品とか2000円前後の製品をレビューしている身としましては送料込み4000円弱の商品は中々にハードルが…。ねぇ。「4000円程度でつべこべ言うな」と言われればそれまでなんですがね。

シランとはなんなのか

コーティングにもケイ素系、シラン系、フッ素系といろいろありますが、文系の私にはさっぱりわかりません。
どうにも学がないもので

『ガラス系』が一般化してきたので新たに出てきた目新しい宣伝文句

くらいの認識でいたんですが、一応少しだけ調べてみました。

まず、ケイ素系ですがこれはもうそもそもにガラス繊維が使われているという認識でいいようです。それに対してシラン系は化学反応を用いてガラスに変化させるという事のよう。どちらも硬化系コーティングですが硬化してガラス化する過程が違うようです。

シランガードを買ってみた


で、とりあえずは試してみようかとシランガードを購入してみました。
ツヤエキの経験上、絶対に余るのは間違いないとわかりつつも一応普通~大型車用を購入しました。
理由は後で書きますが、ドデカイ車じゃない限り小型車用で十分だと思います。
Amazonで「シランガード」を購入
楽天で「シランガード」を購入


内容物はコチラ。本液と、MFクロスと、手袋と、スポンジと説明書。
ツヤエキと違って2液タイプではないようです。


こちらもツヤエキと違い、瓶が全部ラベルで包まれているので残量がわかりにくいのでサイドにスリットが入っています。見てみるとわかりますがシランガードもツヤエキのように底の方に白い沈殿物が入っています。さらに瓶を振ってみるとわかるのですが、「カチカチ」と音がすることからどうやら撹拌させるためのガラス玉のようなものが入っているようです。


ツヤエキの瓶との比較です。使い切った後捨てないでおいてよかった…。瓶の形状はツヤエキとまったく同じですね。

シランガードを施工してみる

いつも使っている実験用のパネルは前回までの実験で大分くたびれてしまっているので、今回はもう早速車に施工してみようと思います。

まずは施工前の状態です。




うーん、綺麗だ…

普通に洗車して吹きあげた直後。自分で言うのも何ですが、ツヤエキが残っていて、使い切るためにここのところ数回、隔週でツヤエキを施工していたので結構な光沢があります。


では、シランガードを施工してみましょう。


右半分だけ施工してみます。塗った感じ…これはツヤエキと同じ。塗った後の雰囲気もそっくりです。

で、説明書通り10度以下の状態なので15分ほど経ってから拭き上げを行います。
「拭き上げが軽い」という謳い文句のシランガード。
それではさっそく・・・

拭き上げが♪軽…か…かる…クソ重てぇ!!

硬化時間が短かったのか遅すぎたのかは知りませんが、何をどう頑張っても重いものは重い。
軽くふき取ればまぁ軽くはなるんですが、濃色車ゆえにしっかりバッチリとムラが目立ちます。
これをしっかり落とすにはガッツリ拭かないといけません。簡易系コーティングのような感覚でナメてかかるとムラムラになるんじゃないかなぁ。
動画のようにすーっとふき取れないのは硬化時間が短すぎたからなのでしょうか。でも長時間放置してムラになるも怖いのでトライできません(笑)

下記2枚は右半分だけ施工完了した状態の写真。


左右で違いわかりますか…?微妙に違いはあるようにも見えますが、肉眼で見ても微妙なところです。確かに微妙に違いはあります。でもやっぱりツヤエキの効果が高いのか明確に差が出ないのが残念なところ。





ぐるりと車体全体に施工してみました。いかがでしょうか?…と言われてもわかりづらいですよねぇ。もっとボロボロのくるまで試せばよかったかな。

ネット上の評判ですとツヤエキとの違いはツヤエキは「カッチリした感じの光沢」なのに対し、シランガードは「ヌラっとした艶のある光沢」という前評判ではありましたが、まぁ確かに「艶感」はある。あるんだけど

ツヤエキ施工直後もこんな感じだった気がする…

そう言ってしまうと身もふたもない。ちなみに1台分施工した後の瓶。

すげぇ余ってるんだよなぁ。前述の通り小型車用で十分。普通車用サイズを1回で使い切るのはどんなに贅沢したって難しいんじゃないかと。
1本を4人くらいで共同で買って1回で4人で分担しながら1台ずつ施工するとすごく理想的!!
のように思えるんですが、私の周りに洗車とかコーティング剤に興味津々の人っていないんですよねぇ…。

ちなみにシランガードもツヤエキ同様に「保存はできないから余った分は捨てろ」というのが説明書に書いてありますが、ツヤエキが開封後、2液混合してもずっと残っていたのでシランガードもいけるはず!!とりあえず捨てずにとっておいて経過を観察しておきたいと思います。

そして毎度のことながら

24時間後に見事に雨が降りました!

もう何なんでしょうね。宿命ですかね。

結局「買い」なのか

買いかどうか。これについては複雑な部分がありますが基本的には買ってもいいと思う商品。
効果があるのかどうかで言えば確かに効果はあります。施工後はウルウルツヤツヤといった感じになりますし、施工後の雨は見事に撥水していました。60km/h程度の速度で走行して、ボンネットの水滴が綺麗に吹き飛んでいきましたので撥水効果も十分です。

後日、施工した車を改めて見てみましたが「あれ?」と思うくらいにヌラヌラしているようにも見えました。まぁ、この「みえました」という表現、日の当たり方やプラセボ等々、時間がたってからの評価は個人の感覚で左右されるところが微妙なところではあります。

その他、ツヤエキが「完全硬化まで1週間なるべく水にぬらすな」という説明なのに対しシランガードは夏場なら数時間。冬場は24時間は濡らすなといった程度で施工の難易度は下がっているのではないかと思われます。

以上を踏まえますと硬化系コーティングを自分でやるならば「買い」であると思います。
が、普段ツヤエキを施工している方ならばツヤエキでも十分ではないかという所です。

追記

後日、雨が降りましたので写真を撮ってみました。

コロコロと良い撥水をしていますね。走行中は綺麗に水滴が流れていきます。

以上、シランガードのレビューでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました