Core i5-9600K の性能を検証してみた

DSC_3167-1 Core i5-9600K の性能を検証してみた
ついに出来上がった私のCore i5-9600K環境。
今回はCPU性能の比較をしてみたいと思います。

環境の違い

CPU環境の違いは以下の通り。

DSC_3167-1 Core i5-9600K の性能を検証してみた

項目旧CPU新CPU
CPUi7-960i5-9600K
コードネームBloomfieldCoffee Lake
TDP130W95W
クロック3.20Ghz3.70Ghz
ターボ・ブースト利用時の
最大周波数
3.46GHz4.60Ghz
コア数46
スレッド数86
リソグラフィー45 nm14nm
キャッシュ8 MB SmartCache9 MB SmartCache
バススピード4.8 GT/s QPI8 GT/s DMI3
メモリの種類DDR3 800/1066DDR4-2666
メモリチャンネル数32
メモリ帯域幅 25.6 GB/s 41.6 GB/s
ソケットFCLGA1366FCLGA1151

もう、i7-960が勝てる要素が見当たりません…。
せいぜいコア数とスレッド数くらいのもんで、ベースクロック敵わないし、ターボブースト時のクロック数も敵わないし…。
そのくせTDPに35Wも開きがあって、i5-9600Kが圧倒的に低電力という…。

CPU-Zのベンチマークスコア比較

それでは、ベンチマークスコアで比較してみたいと思います。

まずは、CPU-Zのベンチマーク。
DSC_3167-1 Core i5-9600K の性能を検証してみた
CPU-Zのバージョンは1.87.0。
ベンチマークのバージョンは 17.01.64。
CPU-Zのベンチはバージョンによってスコアが変わるようなので、お手元のPCで確認したいときは、バージョンをあわせていただくとスコア比較がし易いかと思います。

交換前のi7-960のベンチ結果。
DSC_3167-1 Core i5-9600K の性能を検証してみた
シングルスレッドのスコアが 268.4
マルチスレッドのスコアが1470.4
でした。

次に、i5-9600Kのスコア。
DSC_3167-1 Core i5-9600K の性能を検証してみた
シングルスレッドのスコアが 524.8
マルチスレッドのスコアが2807.5

シングルスレッドが約1.95倍、マルチスレッドが約1.91倍のスコア増となりました。

凄くない?

なのにこのスコアの差は…。

CrystalMark 2004スコア比較

次にベンチマークソフトとしておなじみのCrystalMarkによるベンチマーク結果です。

まずは、交換前のi7-960のスコア。

DSC_3167-1 Core i5-9600K の性能を検証してみた
ALU(整数演算)が74329
FPU(浮動小数点演算)が59668

次に交換後のi5-9600Kのスコア。

DSC_3167-1 Core i5-9600K の性能を検証してみた
ALU(整数演算)が137333
FPU(浮動小数点演算)が91272

ALUが約1.84倍、FPUが約1.53倍のスコア増となりました。

伸びすぎ(笑)

9年の歳月は凄いですね…。

旧世代CPUユーザーは要購入検討

ということで、ベンチスコアを計ってみましたが

結果は圧倒的でしたね(笑)

実は私、「古いとはいえ仮にもCorei7だぞ!4コア8スレッドだぞ!」なんて思っていたんですけどね、こんなに差がつくとは思いませんでした。
まぁi7-960だって、別に極端に遅いわけではなく、実際使ってみるとサクサクと動くんで良かったんですが、消費電力自体も、電源コンセント取得のワットチェッカーで見ると、i5の方がアイドリング時に30Wくらい減ってるんですよね…。

もうi7-960に勝てる要素がありません。

まぁトリプルチャンネル対応故に、マザーボードにメモリスロットが6個あるとか?その辺は優位かもしれませんが、そもそもにメモリ速度が負けてますからね…。

ちなみに、i7-960が今の世代のCPUだとどの辺と対等になるんでしょう?まさかCeleronやら、i3に負けたりなんか…しないよね…。

DSC_3167-1 Core i5-9600K の性能を検証してみた
INTEL インテル Corei5-9600K INTEL300シリーズ Chipsetマザーボード対応 BX80684I59600K【BOX】DSC_3167-1 Core i5-9600K の性能を検証してみた

5年以上前にCore i7のPCなんかを買って「Corei7だから」と粘っている私のような方、もし使っているソフトで処理が追い付いていないなと思うようなことがあったら、新しい環境にしてみたら劇的に変化するかもしれませんよ?


Youtubeにて動画公開中です!チャンネル登録よろしくお願いします!
スポンサーリンク
スポンサーリンク

フォローする

コメント

  1. 通りすが(ってない) より:

    新PC完成おめでとうございます。SE-200セントリック、こだわりを感じます。
    さすがににCore i第一世代と比べるとワッパが圧倒的に違いますね、アイドル時とはいえVcore1Vとは。
    ぐぬぬ、ではPCIEのレーン数で勝負…。SLIでレーン数をケチらざるを得ないのは本末転倒…。

    なんとか入れ替えない理由を探さなくては。次はM.2のパフォーマンスで殺されるんでしょうか。
    以上、確かに5年ぐらい前のハイエンド機(4930K+GTX680SLI、REVO3x2)を使っているいち読者でした。

    • 鑑人 より:

      通りすが(ってない) さん

      コメントありがとうございます!

      この構成…組んだ時のお値段はさぞかし…!

      M.2早いですよー。私が買ったのは比較的安くて、よくレビュー記事に上がっているサムスンのSSDと比べるとだいぶ落ちますが、それでも中々…。
      その辺は記事にまとめますのでお待ちくださいませ!