今回は、Corei5の9600Kを購入するにあたって、とんでもない落とし穴のせいで、BIOS起動すらできない状態に陥ったので、同じようなことになる人が出ないように、反省と注意喚起を含めてまとめてみたいと思います。
目次
Core i5-9600Kを買ってみた
先日、「鑑人のノート」の方に、第9世代のCorei5。9600Kの購入費用について調べた記事をまとめました。
Core i5 9600K 動作環境の構築に必要な費用を試算してみた/
まとめたら、なんだかどうにもほしくなってしまい、購入する事を決意した次第です。
ちなみに現在の環境はCorei7の960という事で第1世代のCorei7。およそ10年前のCorei7です。
チップセットはZ370
CPU交換にあたり、ソケットが異なるため、マザーボードの交換が必要となります。
今回購入したマザーボードはコチラ。
AsrockのZ370 Pro4 です。
中々微妙なマザーをチョイスしたなと思う方もいるかもしれませんが、私のPC、未だにPCI接続のONKYOのサウンドカードが動いています。
LGA1151で第9世代のCPUに対応しているマザーって本当に少ないんです。
スペックは下記の通り。
オリジナル機能 | ASRock スーパーアロイ – プレミアム 45A パワーチョーク – プレミアムメモリ合金チョーク (鉄粉製チョークと比較して、コア損失を70%低減) – サファイアブラック PCB – 高密度ガラス繊維 PCB ASRock Intel® 4 レイヤーメモリ POOL(Planes on Outer Layers)テクノロジー ASRock ウルトラ M.2 (PCIe Gen3 x4 & SATA3) ASRock 完全スパイク保護 (あらゆる USB、オーディオ、LAN ポート向け) ASRock ライブ更新と APP ショップ |
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CPU | – 第 8 世代 Intel® Core™ プロセッサーに対応 (ソケット 1151) – デジタル電源 – 10 電源フェーズ設計 – Intel® Turbo Boost 2.0 技術をサポート – Intel® K-Series unlocked CPU に対応 – ASRock BCLK フルレンジオーバークロッキング |
チップセット | – Intel® Z370 |
メモリー | – デュアルチャネル DDR4 メモリテクノロジー – 4 x DDR4 DIMM スロット – DDR4 4266+(OC) / 4133(OC) / 4000(OC) / 3866(OC) / 3800(OC) / 3733(OC) / 3600(OC) / 3200(OC) / 2933(OC) / 2800(OC) / 2666 / 2400 / 2133 non-ECC、アンバッファード・メモリに対応 – ECC UDIMM メモリモジュールに対応(non-ECC モードで動作) – システムメモリの最大容量: 64GB – Intel® Extreme Memory Profile (XMP) 2.0 対応 – DIMM スロット内に 15μ ゴールドコンタクトを採用 |
BIOS | – 128Mb AMI UEFI Legal BIOS、多言語 GUI サポート付き – ACPI 6.0 ウェークアップ機能対応 – SMBIOS 2.7 対応 – DRAM, PCH 1.0V, VCCIO, VCCST, VCCSA, VPPM 電圧マルチ調整 |
内蔵グラフィック | – Intel® UHD グラフィックス・ビルトイン・ビジュアルに対応 : AVC、MVC(S3D)および MPEG-2 Full HW Encode1 装備の Intel® クイック・シンク・ビデオ, Intel® InTru™ 3D, Intel® クリアー・ビデオ HD テクノロジー, Intel® Insider™, Intel® UHD グラフィックス – DirectX 12 – HWA エンコード/デコード: VP9 8-bit, VP9 10-bit (エンコードのみ), VP8, HEVC (MPEG-H Part2, h.265), AVC (MPEG4, h.264), MPEG2-Part2 (h.262), JPEG/MJPEG,VC-1 – 最大共有メモリ 1024MB – 3 つのグラフィックス出力オプション: D-Sub, DVI-D および HDMI – トリプルモニターに対応 – HDMI に対応、最大解像度 4K x 2K (4096×2160) @ 30Hz – DVI-D に対応、最大解像度 1920×1200 @ 60Hz – D-Sub に対応、最大解像度 1920×1200 @ 60Hz – Auto Lip Sync、Deep Color (12bpc)、xvYCC、HBR (High Bit Rate Audio)、HDMI をサポート (HDMI モニターが必要) – HDCP 機能、DVI-D、HDMI ポート対応 – 4K Ultra HD (UHD) 使用、HDMI ポート対応 |
オーディオ | – 7.1 チャネル HD Audio およびコンテンツ保護機能 (Realtek ALC892 オーディオコーデック) – Premium Blu-ray 音質対応 – サージ保護に対応 – ELNA 製オーディオコンデンサ |
ネットワーク | – ギガビット LAN 10/100/1000 Mb/s – Giga PHY Intel® I219V – インターネットウェークアップ (Wake-On-LAN) 対応 – 雷/静電気放電 (ESD) 保護に対応 – エネルギー高効率イーサネット 802.3az に対応 – PXE 対応 |
拡張スロット | – 2 x PCI Express 3.0 x16 スロット (PCIE2: x16 モード; PCIE4: x4 モード) – 3 x PCI Express 3.0 x1 スロット (フレキシブル PCIe) – 1 x PCI スロット – AMD Quad CrossFireX™、CrossFireX™ 対応 – 1 x M.2 ソケット (Key E), タイプ 2230 WiFi/BT モジュールに対応 |
ストレージ | – 6 x SATA3 6.0 Gb/s コネクタ、サポート RAID (RAID 0, RAID 1, RAID 5, RAID 10, Intel® ラピッド・ストレージ・テクノロジー 15), NCQ、AHCI およびホットプラグ機能 – 2 x ウルトラ M.2 ソケット (M2_1 および M2_2), M キータイプ 2230/2242/2260/2280 M.2 SATA3 6.0 Gb/s モジュールと最大 Gen3 x4 (32 Gb/s) までの M.2 PCIe モジュールに対応 |
コネクタ | – 1 x COM ポート – 1 x TPM ポート – 1 x シャーシ開口検出機能コネクタ – 1 x 電源 LED とスピーカーヘッダー – 1 x CPU ファンコネクタ (4 ピン) – 2 x 筐体ファン コネクタ (4 ピン) (スマートファン速度制御) – 1 x シャーシオプション/ウォーターポンプファンコネクタ (4 ピン) (スマートファン速度制御) – 1 x 24 ピン ATX 電源 コネクタ – 1 x 8 ピン 12V 電源 コネクタ – 1 x フロント音源ポート コネクタ – 1 x Thunderbolt™ AIC コネクタ (5 ピン) – 3 x USB 2.0 ポート (5 USB 2.0 ポート対応) (静電気放電 (ESD) 保護に対応) – 1 x USB 3.1 Gen1 ポート (2 USB 3.1 Gen1 ポート対応) (静電気放電 (ESD) 保護に対応) |
後部出入力ポート | – 2 x アンテナポート – 1 x PS/2 マウス/キーボード ポート – 1 x D-Sub ポート – 1 x DVI-D ポート – 1 x HDMI ポート – 5 x USB 3.1 Gen1 Type-A ポート (静電気放電 (ESD) 保護に対応) – 1 x USB 3.1 Gen1 Type-C ポート (静電気放電 (ESD) 保護に対応) – 1 x RJ-45 エリアネットワークポートおよび LED インジケータ (アクティビティ/リンク LED と速度 LED) – HD オーディオジャック: サウンド入力 / フロントスピーカ / マイクロフォン |
ソフトウェアと UEFI | ソフトウェア – ASRock A-Tuning – ASRock XFast LAN UEFI – ASRock EZ モード – ASRock フル HD UEFI – UEFI 内の ASRock お気に入り – ASRock Instant Flash – ASRock インターネット・フラッシュ – ASRock クラッシュレス BIOS – ASRock イージー RAID インストーラ |
付属ディスク | – ドライバ, ツールソフト, アンティウィルス (トライアル), グーグル クローム・ブラウザー & ツールバー |
付属品 | – クイックインストールガイド、サポートディスク、I/O パネル – 2 x SATAフラットケーブル – 3 x M.2 ソケット用ねじ |
ハードディスク制御 | – 温度センシング: CPU, シャーシファン、シャーシオプション/ウォーターポンプファン – ファンタコメータ: CPU, シャーシファン、シャーシオプション/ウォーターポンプファン – 静音ファン (CPU 温度に従ってシャーシファン速度を自動調整): CPU, シャーシファン、シャーシオプション/ウォーターポンプファン – ファンマルチ速度制御: CPU, シャーシファン、シャーシオプション/ウォーターポンプファン – ケース開閉検出 – 電圧範囲: +12V, +5V, +3.3V, CPU Vcore, DRAM, VPPM, PCH 1.0V, VCCSA, VCCST |
規格 | – ATX 規格: 12.0-in x 8.8-in, 30.5 cm x 22.4 cm – 固体コンデンサ設計 |
オペレーションシステム | – Microsoft® Windows® 10 64-bit |
認証 | – FCC, CE – ErP/EuP ready (ErP/EuP ready の電源供給器と同時使用) |
スペック:ASRock > Z370 Pro4
という事で、Z370ならば第9世代のCPUも動くし、メモリはDDR4だし、M.2のSSDも使えるし、PCIスロットもあるしと、私にとっては非常にありがたいマザーボードです。
徐々に販売している店舗も減っているので、購入できる確率は減っていくのかな…。
それまでにPCI EXのサウンドカードに変えないとダメですね(笑)
BIOSが起動しない
ということで、購入して組み上げ、電源を入れると…。
BOIS起動しないんだけど(笑)
電源は入る。
でも、SSDもHDDも認識してない、USB端子に電源も行ってない(マウス光らない)、映像信号来ないと、全く持って無反応。
CPUとソケットの問題かと思って途中でCPUクーラー外して起動してみたら、温度上昇に併せてファン回転数は上がるから、どうやら内部的な温度管理とかは生きている模様。
CPUファン、ケースファンの電源も来てる。
でも他が全くダメ(笑)
もはやエラーになるのが前提で、CPU、CPUクーラー、電源スイッチだけの構成にしてもダメ。
CMOSの電池交換もダメ。
もうね、前回のCPUソケットのピン曲がりの時と症状がそっくりなんですよ。
マザーの初期不良か!?
なんて思っていたら…。
あれ?
対応BIOSが…3.20?
リリース日が2018/9/12って最近じゃん?
って事は今現在、私の購入したマザーはほぼ間違いなくBIOS古いじゃん?
ダメじゃん(笑)
Z370は初期BIOSで対応しているCPUが少なすぎる
CPU サポート一覧表
あらためて、Z370の対応CPUを見てみたら
- i7-8700K(U0)
- i7-8700(U0)
- i5-8600K(U0)
- i5-8400K(U0)
- i3-8350K(B0)
- i3-8100K(B0)
この6つだけ。あとはBIOSのアップデートが必要です。
しかも、Coffee Lake-SはソケットこそLGA1151だけど、古い世代のLGA1151のCPUとは互換性がないという…。
みんなその辺も調べて買ってるのかな…?
という事はだ。
Z370を買う人は最低でもi3-8100K以上のCPUを使ってる人じゃないとダメなんですね。
気をつけましょうね。
Z390でもBIOSアップデートが必要
ちなみに、新しいZ390でも、BIOSアップデートをしないと第9世代のCPUが動かないものもあるようです。
ですので、購入を検討中の方は、ソケットだけではなく対応BIOSも併せて確認しましょう。
Z370のBIOSアップデートはどうする?
ということで、BIOSアップデートしたくてもBIOS起動できないし、BIOS起動するためには最低でもi3-8100KのCPUが必要だし…。
八方ふさがり…というか、もうCPU買うしか無いよね(笑)
インテル Intel CPU Core i3-8100 3.6GHz 6Mキャッシュ 4コア/4スレッド LGA1151 BX80684I38100【BOX】
何この無駄遣い…。
BIOS更新終わったら売ろう…。
これから第9世代のCPUを買おうという人は要注意
ということで、これから第9世代のCPUを購入しようという方で「ソケットがLGA115だからそのまま行ける」なんて思っている方。
注意してください。
私と同じようなことになりかねません。
っていうか、第8世代以上のCPUが乗ってたマザーをBIOSアップデートするか、最新のマザーが必要とか、第9世代はどんだけ贅沢なんだ…。
最初から第9に対応してて尚且つPCIスロットがついてるマザーがでるのを淡々と待つべきだったかな…。
ASRockあたりだったら出してくれるんじゃないの…。
無理かな。
まぁとりあえず、i3-8100Kを注文したんで、BIOS更新ができたらまたご報告します!
コメント
これがあるから怖くてRyzenにしたヘタレですw
先日、長年使っていたi7 2600K機を組み直すにあたり、Intelにしようと調べたら貴殿の様な事象が有ると聞いて、AMDに鞍替えしてしまいました。
長年自作から遠ざかっていたら、第○世代CPUはこのチップセットまでってのが多過ぎて、アラフィフのボケはじめた脳味噌ではなかなか理解しづらかったですw
愛読者の洗車バカ さん
コメントありがとうございます!
Ryzenにして正解でしたよ本当に。
ソケット形状と「Z370は第9世代に対応しているか」だけで安心してしまった私は愚か者です(笑)
「第9世代も対応してるよ!(BIOSアップデートすればね。BIOSアップデートするには第8世代のCPU必要だけど!)」なんてことには気づかず…。
ところがどっこいRyzenでも2000番台対応!(BIOS入れれば
現象があるんですよね。PCショップが近くにあれば500円〜1000円ほどでアプデしてくれると思います。
匿名 さん
コメントありがとうございます!
Ryzenでもあるんですか…。
私の所ではBIOSアップデートをしてくれるところは見つけましたば、パソコン工房で6000円でのアップデートが最安のようでした…。