WordPressの高速化の一つとして「Quick Cache」というプラグインを導入します。
これはページ表示毎にDBにアクセスしに行くのをやめて
自動的に作成されたキャッシュを参照しに行くようにしてくれるプラグインです。
これによりDBアクセスも減るので、サーバーの負荷も軽減できるでしょう。
設定も簡単という事なので、早速導入してみます。
ちなみにマルチサイト機能にも対応しているのでかなり使えるのではないかと。
1.インストール方法
「プラグイン」>「新規追加」> 検索で「Quick Cache」を検索
「Quick Cache(A WP Super Cache Alternative)」が出てきたら
「いますぐインストール」をクリックするだけで完了します。
インストールが完了したら「プラグインを有効化」で機能をONにしましょう。
2.Quick Cacheの設定
左側のメニューの中に「Quick Cashe」が追加されていますので
その中の「Config Options」を選択。
設定メニューが表示されるので
「Quick Cache(On/Off)」の項目の選択欄
Caching Enabled? の所を
「ON(Enabled)」
を選択して「Save All Changes」をクリックすれば有効化されます。
基本的には以上で終了です。
3.Quick Cacheの詳細設定
メニューにはその他にも設定項目があるので、それぞれ解説していきます。
・Internal Debugging
内部デバッグのON/OFF
2012年2月時点で将来実装予定の機能として設定項目があるだけのようなので
推奨設定通りOFFの状態で。
・Logged In Users
ログインユーザーにキャッシュを表示するか
テストや、表示の修正などなど、ログイン出来るユーザーは
最新情報を見る必要があるので、キャッシュではなく、
DBを参照するようにします。
推奨設定通りTrueで。
・Get Requests
これはGetリクエストでパラメータが付与された場合にキャッシュするかどうか
という設定ですね。
例えばURLに https://gunzine.net/?example=hogehoge のようにアクセスされた場合に
キャッシュするかどうかってこと(かな?)文章を読むと、とりあえず検索エンジン対策のためにも
ここはキャッシュしないようにしたほうが良さそうなので、
推奨設定どおりTrueで
・Client-Side Cache
クライアント側(閲覧者)のブラウザにキャッシュを持たせるか。
英語の長文読む気しませんがとりあえず様々な理由から
キャッシュさせない方がいいみたいなので、
こちらも推奨設定どおりFalse。
・Cache Expiration Time
キャッシュの有効期限
設定は秒単位で設定します。
説明通り、更新を全然やらないなら604800秒(一週間)でもいいだろうし
頻繁に更新するなら60秒でもいいだろうって話ですが、
推奨は3600秒(1時間)だそうなのでそのままで。
キャッシュを消したければ「Clear Cache」のボタンがあるので
それで十分かと思われます。
・Dynamic Cache Pruning
記事やページを更新したときにキャッシュをクリアするかの設定(かな?)
ここを推奨値にしておかないと記事更新したときに、閲覧者のほうは
暫く更新前のキャッシュ情報を参照する事になるので
ここは推奨値のSingle・・・とおもったんですが、
私はSingle+FrontPageで設定しておきました。
・No-Cache URL Patterns
キャッシュさせないURLパターンの設定
これは初期値でOK。管理画面のURL等、キャッシュを表示させたくない
キャッシュする必要のないページのURLのパターンを設定します。
・No-Cache Referrer Patterns
キャッシュさせない参照元の設定
これも初期値でOK。特定のURLを経由してきたアクセスに対して
キャッシュを行うかどうかの設定です。
・No-Cache User-Agent Patterns
特定のユーザーエージェントからのアクセスに対してキャッシュするかどうかの設定。
これに関しては設定が必要。
じゃないと携帯向け表示のプラグイン等で表示された内容がPCにも出ちゃったりするようです。
エージェントは以下を追加。
w3c_validator
DoCoMo
SoftBank
WILLCOM
mixi-mobile-converter
UP.Browser
Playstation
iPhone
Android
BlackBerry
Nintendo
Nitro
PDA
Windows CE
emobile
Opera Mini
Opera Mobi
PalmOS
ia_archive
Mobile
bot
slurp
・Mutex File Locking
排他制御はセマフォを使うかFlockを使うか
sem_get関数がつかえるならセマフォにしておいた方がいいようです。
・MD5 Version Salt
上級者向けなので、説明の英文が分かる人以外はいじる必要はありません。
・Sitemap Auto-Caching
サイトマップのファイルをキャッシュするか
サイトマップは常に最新であることが好ましいので、
推奨設定どおり変更しないでおきましょう。
・Deactivation Safeguards
プラグインが向こうにされた場合に設定ファイルを保護するかしないか。
推奨はYes(最初はNoの状態)。
完全に削除する場合にここを外すのを忘れないようにしないとダメかな。
以上で、Quick Cacheの設定は完了です。
コメント
QuickCacheの設定について参考にさせていただきました。
設定が英語ですので日本語訳は大変参考になりました。
コメントありがとうございます!
参考にして頂いて何よりです。
[…] Quick Cache 111203 WordPressの高速化 DBにアクセスしに行くのをやめて自動的に作成されたキャッシュを参照しに行く 設定参考:鑑人 […]
[…] 導入手順などは、こちらの記事「WordPressを高速化させるプラグイン 「Quick Cache」インストールと設定」を参照して頂ければと思います。 […]
分かりやすい説明、大変助かりました
ありがとうございます。
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