今回はスマートミストでおなじみのCCIから販売されている窓用撥水コート剤の「スマートビューone」をレビューしてみたいと思います。
フロントガラスはポリマーG1000でいいんじゃないの?
私的には、前々からフロントガラスへは、施工の楽さとコーティング剤の天井からのタレとか、毎度施工しても苦にならないところとか、撥水具合とか、色々な面から「ポリマーG1000で十分である」と思っています。
が、「コメリのディフェンスウォーター親疎水タイプを試してみた」の記事の通り、先日コメリに行った際、コーティング剤の棚にスマートビューoneを見つけ、500円程で売っていたのをいいことに衝動買いしてしまいました。
実際問題、耐久具合を気にしつつ窓だけ別の物を施工するのは面倒なんで、購入には少し足踏みしましたが、フロントガラスの撥水コート剤の効果がどれほどのものなのか、気になっている方は結構いるんじゃないかなぁって事で買ってみた次第です。
耐久タイプとかいうものがある
ここで、ウキウキで帰る道すがら、なんとなくカー用品店に立ち寄ったところ、衝撃的な光景を目にしました。
6倍長持ちって何だよ
スマートビューの高耐久バージョンがあり、6倍長持ちで、値段も倍以上…。
最初からこっちを買っておけばよかったと後悔したんですが、どうせ試すなら高耐久のほうがいいかと泣く泣く購入しました。
普通のと耐久版の違い
さて、この耐久性と値段の違いはどこからやってくるのかという所なんですが、通常版はシリコーン系、高耐久版はフッ素系になります。
撥水で言うとフッ素は優秀ですね。スマホコーティング剤のFUSSOなんかは撥水撥油の効果が抜群でした。
※参考:噂のスマホ用コーティング「Fusso」を試してみた
施工…の前に
それでは早速施工に移りたい所ですが、こういった窓用の撥水コート剤を試すにあたって、一旦フロントガラスに付着したコート剤を全部落としておきたいとお思います。
窓をリセットする場合のド定番商品であるキイロビンで落とします。
でだ
キイロビンを施工したことのある方ならご存知かと思いますが
これがまた面倒なんだわ
コーティング剤が落ちて、窓が撥水しなくなってキュッキュというようになるまでどれくらい擦らねばならないか…。
もうね、そんな時間かけてられないんですよ。
ということで、ズルをして文明の利器に頼ることにしました。
日立のドライバードリルです。スポンジバフで柔らかいんでうまくいくか少し心配しましたが
いやーーー楽よ?これ。
あっという間に窓が撥水しなくなってキュッキュというようになりました。
ついでにワイパーのエリア外の水垢も綺麗に落ちて満足。やっぱり買ってよかったなぁ。
施工
それでは早速施工してみたいと思います。
が
左に耐久タイプ(フッ素)、右に通常タイプ(シリコーン)。
まぁわかりませんよね(笑)
施工時の注意点
施工時の注意ですが、施工時に放置すると跡が残ったり、ムラがでたりするので、塗ってはすかさず拭き取るという手順で進めた方が良いようです。
雨が降る
さて、施工後数日して雨が降りました。
左のフッ素タイプと右のシリコーンタイプの違いが判りますでしょうか?
左のほうが水はけがいいですね。
盛大に水をかけてみる
高圧洗車機の水なんで、雨にしては量が多すぎですが、撥水具合を見てみましょう。
気持ち良いくらい水を弾いていますね。
雨天走行してみて
写真やGIFはありませんが、実際に雨天時に走行してみての感想ですが、とりあえずフッ素のほうは良く撥水するね!
目に見えて運転席側のほうが水滴が小さく、低速で水が流れ始めます。
シリコーン系でも十分撥水しますが、フッ素のほうがより粒が小さい感じです。
ワイパーにビビリも特に出ず、問題なく使えています。
感想
とりあえず、使ってみたスマートビューoneですが、まぁ特に後悔はないかなぁといった感じ。
ただやっぱりあれこれ洗車時に気を遣う…といっても私が勝手に気を使っているだけですが、ラフに使えるポリマーG1000のほうが使いやすいかなぁ。ボディーについても気にする必要ないし。
それとちょっと気になったこと
CCIってアメットビー売ってるよね?
アメットビーのほうが昔からある製品のはずなんですけど…スマートビューoneと何が違うんだろう?
ただのパッケージ違い…なわけないよね?(笑)
首振りとかついてるもんね。
あとは耐久性についてですね。6倍長持ちの耐久タイプがどれくらい長持ちするのか。
少なくとも通常タイプよりは圧倒的に長くもってほしいところです。
その辺は数か月後、効果が落ちてきたころにご報告したいと思います。
以上、スマートビューONEのレビューでした。
コメント
フッ素系ガラス撥水剤の撥水力はその通りなのですが、デメリットもありますので私の経験で書かせていただきます。
・施工直後~時期にもよるが1~2か月程度で弾きが悪くなる(ワイパー使用頻度にもよる)
・トンネル進入時に曇りやすくなる(G1000の数倍は曇りやすいと思います)
・最大のデメリット「取り除くのが超絶面倒臭い」
どうやら鑑人さんも電動ドリルドライバーにて油膜取り&クリーニングをされたようですが、フッ素系撥水剤を取り除く際は今回の事前クリーニングの数倍に時間が掛かると思ってください。
特にスポンジが当たらない四隅やワイパー根元周囲を取り除く時が地獄です(笑)
※ワイパーの金具部分に手が当たって切れるとか皮がめくれるとか・・・
・・・という経験を踏まえ私はそれら撥水剤をやめ、鑑人さんにご紹介いただいたG1000へ乗り換えたわけです。逆のパターンですね。
最後に、それら撥水剤をミラーに使用するのはやめましょう。
弾くは弾くが水滴は付着したまま(走行中の空気の流れ的に飛ばせない事が多い)
逆に追い風時や横風がある時はそれなりに水滴は飛ばされますが、相当強い風でないと無理です。
重複しますが、取り除く時がとにかく面倒です。動くし(笑)
ミラーについては0キロでも雨粒が付かない系が最強です。
ただしこちらもデメリットとして
・ミラーが白っぽくなる(しかも拭いたら終わり)
というのがあります。
塗装面への付着もしっかりと防止しておかないといけません。
白っぽくなるのを覚悟で使用する場合ですが・・・
・事前クリーニングは当然として枠とミラーの境目もしっかりクリーニングする
※私自身は市販のイソプロピルアルコールを使って境目をクリーニングしましたが、それでも奥に溜まった水垢などが撥水剤に溶けて流れてきます。
・ミラー面以外には絶対に付着しないように対策をする
※商品にもよりますが、パッケージの紙の部分が簡易カバーになる物もあります。
あとは絶対に触らない。これだけです。
洗車がお好き?な鑑人さんですと、毎回施工って事にもなりかねませんね(笑)
MS さん
コメントありがとうございます。
なるほど。そういった経緯があったのですね。
落とすときには覚悟しておきます。
ミラーは面的に、ボディーやガラスとは強度の問題がありそうで、余計なことするとしくじったときに面倒なことになりそうなので、基本放置していました(笑)
なので、コーティング剤を施工したときに付着したりなんだりで、今は撥水なんだか疎水なんだかよくわからない感じになっています。
面が少し奥側に入った構造になっているので、通常走行中は濡れないのでありがたいですけどね。