最近雑誌広告が盛んなアンビエントオーガニクスというブランド(ブランドなのか?)について、
知人から
「あんた普段くだらないこと調べて記事書いてんでしょ?ネットで調べるの得意?じゃぁコレ調べてよ」
と半ば強引に依頼されました。
一昔前の私なら「お前のその手に持っているスマホはインターネットにはつながらないのか?」とか「ググレカス」の懐かしい一言で済ませていたところですが、今回は女性からの頼みという事でしぶしぶ受けました。
で、それを発端にちょっと調べてみたわけですが、これいろんな雑誌に掲載されているんですね。
ちょっと調べてみただけでも
・GINGER
・GLOW
・ar
・美人百花
・GLOW Beauty
・小学館SAKURA
・婦人画報
・美ST
この辺に広告を出しまくってる模様。
「なんか気になるけど、値段が高いから買っていいか迷ってる」
との話だったので、これが一体どんな製品でどんな会社なのか調べてみました。
【Ambient Organicsとはなんなのか】
「ambient」って単語がまず聞きなれない感じなんですが、このAmbient(アンビエント)の意味は
「包囲した,取り巻く」といった意味のようです。
「Organics」はオーガニック、つまり有機栽培とかそんな感じ。
コンセプトとして
アンチエイジングドクター、美容・栄養学の博士、数多くの有名人を担当するトップヘア&メイクアーティストたちが監修。
日本有数のアミノ酸・原料メーカーと27年の実績ある製造ライン・科学者・技術者のサイエンスに裏付けされたアンビエント オーガニクス。アミノ酸成分+酵素分解シルクペプチド+オーガニック成分で毎日使えるヘアケアラインアップを提案いたします。
と、公式サイトには書いてあります。
アンチエイジングに特化したヘアケア・スカルプケア商品
という事のようですね。
【オーガニックとは何なのか】
先程行っていた「オーガニック」。なんでも簡単に名づけられると思ったらそうでもない模様。
オーガニックとは有機栽培の意味で、化学合成農薬や化学肥料に頼らず、有機肥料などにより土壌の持つ力を活かして栽培する農法のこと。日本では登録認定機関の認定を受けた農家などが生産したオーガニック農産物にはオーガニック(有機栽培)JASマークがつけられ、一目でオーガニック農産物であるかどうかを見分けられるようになっています。
http://www.ecolifeplaza.com/mamechishiki/39/organic.htm
とういことでして、化学薬品などを使っていないこと表しているようです。
私は正直「オーガニック」って単語が昔から胡散臭いと思っておりまして、「自然っぽい雰囲気を出すための便利な言葉」だと思ってたんですが、そうでもないようですね。
確かに、普通のシャンプーは石油系のシャンプーがほとんどで、
体質に合わない人は とことん合わない 場合が結構あります。
私がそうなんですよねー。
私は某社のスーパーリッチなシャンプーを使うと頭皮湿疹が出てしまって、かゆみとフケでえらい事になります。
あるタイミングまでは、ずっとシャンプーのせいだと知らずにいたのですが、通っている美容院にて美容師さんに相談したところ、シャンプーの変更を薦められて変えてみたらあっさりとフケとかゆみが収まりました。
ちなみに私がそれまで試していたのは
コラージュフルフル → 対真菌用の薬用シャンプー
オクト → どこにでも売ってる安い薬用シャンプー
ミヨシの石鹸シャンプー → 天然由来の石鹸シャンプー
このあたりを使っていましたがどれも良好でした。
それと比べてこのシャンプー、価格帯が若干高めですねー。
一般人の私には正直ちょっと厳しいかもしれない。
【アンビエントオーガニクスには3種類ある】
肝心のこのアンビエントオーガニクスですが、
「クレンジング」「シャンプー」「トリートメント」の3種類があるようです。
3回洗うの?面倒だなー
と思ったんですが、こーゆーステップは女性の中では当たり前なんですね。
むしろリンスインシャンプーでシャシャシャー!っと洗ってる私とかは異端のようです…。
で、肝心のクレンジング、シャンプー、トリートメントのそれぞれの役割については以下の通り
クレンジング
これでしっかり頭皮の余分な脂や、汚れを落とします。皮脂膜というものを落とさずにきれいに洗えるというのが特徴のようです。
シャンプー
「マイルド洗浄しながら美容成分の吸着・浸透ふわりと立ち上がった軽やかヘアへ洗うたびに頭皮と髪が健康な状態にちかづき、重くならない艶のある素髪へ。」という事で、この段階で「洗う」というよりもトリートメントの第一段階のような感じですね。
トリートメント
「艶と潤いの天然コーティング。ハリ・コシを保ち、ふんわりとした仕上がりを望む方へ軽やかなのにまとまる髪に。使うほどに髪本来の質感を再現。」だそうです。これが仕上げなんでしょう。ちなみにダメージ30とダメージ50というものがあるようです。
【オーブリーオーガニクスとは違うのか?】
今、「アンビエントオーガニクス」で検索すると、関連する検索キーワードに「オーブリーオーガニクス」というものが出てきます。まぁ単純にこの「オーガニクス」という名称が入っていて、さらにアンビエントオーガニクスよりも先に商品出したりしてたから、関連キーワードに引っかかってきてるだけだとは思うんですが、一応こっちも調べてみました。
公式サイトと思われるところはコチラ。どうやら、こちらは結構古くからある製品の模様。なんでしょう、日本国内でいったらミヨシの石鹸シャンプーのようなもんでしょうかね。
とりあえずアンビエントオーガニクスとは別物でした。
【これを販売している会社】
株式会社UnitedApply
代表:福士 昌明
ちょっと検索してみたら、検索結果にワラワラ出てきますね。
あれ?
何すかこれは。
福士さんて有名なクリエイターさんじゃないですか。
同性同名の他人かもしれませんが、ぱっと調べただけでも、ポルノグラフィティの∠TRIGGERってアルバムの「今宵、月が見えずとも」の監督、YOSHII LOVINSON(THE YELLOW MONKEYの吉井和哉さん)のPVの監督とか、いろんなところで名前が出てくる人のようです。今は「画ニメ」っていう新しいジャンルを確立しているという事。
で、一つ疑問なのは、じゃぁなんでこの人の名前を全面に押し出して販売しないんだろうかって話なんですが。
別人なのかな…?
それとも商品のほうに相当自信があるからなのか…。
Youtubeのほうに公式と思われる動画がありました。
これって福士さん制作の動画じゃないでしょうかね…?
多分同一人物で間違いないと思われます。
あと、検索しまくったらこんなブログが出てきました。
「★☆Hanaの日記☆★」というブログ。
そこで
「監修ヘアメイクアーティスト:近藤澄代さん」
あれ?この人も結構有名なヘアメークアーティストだったような…。
携わってるメンバーって結構凄いんじゃないのかな。
【ちょっと詳しい人に聞いてみた】
知人にこういったものに詳しい人間がいたのでこれを見せてみたら
驚愕してました。
内容考えたら採算とれないんじゃね?
というのがその人の見解らしく、中身としてはかなりまとも…というよりも、かなりイイモノらしく、専門の美容院などで使われていてもおかしくないとかなんとか。
それぞれの詳細は下記の通り。
アンビエン卜オーガニクス・クレンジング | |
---|---|
内容量 | 350mL |
説明 | 弾力性のある泡が洗浄成分をしっかりと頭皮へ届けます。 大切な皮脂膜を保ちながらマイルド洗浄。 起泡性が高く刺激を最大限に抑えた洗浄成分は、汚れを浮かせて落とします。 石鹸カスがでにくい洗浄成分は毛穴詰まりもなく、残留洗浄成分も気になりません。 |
特長 | ベビーシャンプーのようなやさしい低刺激洗浄と、 肌と髪をいたわる豊富な天然由来成分 (シルクペプ チド・ビルベリー葉エキス・セージ葉エキス・アミノ酸・アラントイン)を配合 |
使用方法 | 髪を十分にぬらしてから適量を手のひらでよくなじませ、 頭皮をやさしくマッサージする要領で洗い上 げます。 頭皮と髪全体になじませたら、その後よくすすいでください。 |
成分 | 環境を考えて生分解性に優れている成分を主成分にしました。 水、ラウリルグルコシド、グリセリン、プロパンジオール、アルギン酸Na、 ベンチレングリコール PCA-Na、アルギニン、加水分解シルク、セージ葉エキス、 ビルベリー葉エキス、 トリラウリン酸ポリグリセリルー10、アラントイン、 クエン酸、BG、1,2ーヘキサンジオール、 カプリリルグリコール |
アンビエン卜オーガニクス・シャンプー | |
---|---|
内容量 | 350mL |
説明 | サラッとした指通りが指と髪、髪と髪の擦りあわせから保護しながら洗浄。 根元からふわりと立ち上がった軽やかヘアへと導きます。 洗うたびに頭皮と髪が健康な状態に近づき、潤い度は高いが重くならないツヤのある素髪へ 。 |
特長 | 複数のアミノ酸系洗浄成分+植物由来洗浄成分のオリジナルブレンドが 頑固な汚れを落としながらもマイ ルド洗浄を実現。 肌と髪をいたわる豊富な天然由来成分(シルクペプチド・ビルベリー葉エキス・セージ葉エキス・アミノ 酸・アラントイン)を配合 |
使用方法 | クレンジング使用後、適量を手のひらでなじませ、 髪全体に泡が行き届くようにやさしく洗い上げます。 その後よくすすいでください。 |
成分 | 環境を考えて生分解性に優れている成分を主成分にしました。 水、ラウリルグルコシド、ココイルグルタミン酸TEA、コカミドDEA 、 ラウラミドプロピルアミンオキシ ド、プロパンジオール、 ペンチレングリコール、ココイルグルタミン酸、加水分解シルク、 PCA-Na、 アルギニン、セージ葉エキス、ビルベリー葉エキス、 プラセンタエキス、ラウロイルシルクアミノ酸Na、 ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、加水分解ケラチン、 ココジモニウムヒドロキシプロピル加水 分解コラーゲン、 ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解シルク、アラントイン、 ココイルアラニン TEA、ポリクオタニウムー10、BG、カプリリルグリコール、 1,2ーヘキサンジオール、メチルパラベン |
アンビエン卜オーガニクス・トリートメント for ダメージ50 (洗い流しタイプ) | |
---|---|
内容量 | 150g |
説明 | 髪全体をしっとり保ち、ボリューム感を抑えたい方へ エモリエント成分と 吸着・浸透性の高い成分を独自の配合バランスが、ハリ・コシのあるなめらか髪に。 頭皮の潤いはもちろん、髪の損傷部分を集中的に補修。 |
特長 | 裂毛・切毛、枝毛を防ぎ、補修・皮膜・保湿・保護・帯電防止・艶の成分として 髪や皮膚の構成成分に 近、浸透性の良い加水分シルク & 加水分解ケラチンを配合。 高級スキンケアのようなコラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタ、アラントイン、アミノ酸を配合。 |
使用方法 | シャンプー後、適量を手のひらにとり、髪全体によくなじませてください。 しばらく放置して洗い流してください。 ※カラーやパーマ、ケミカル処理をされる方は Damage30と合わせて週1~2回を目安にお使いください。 |
成分 | 水、エタノール、ミリスチン酸オクチルドデシル、ベタイン、グリセリン、 セタノール、スクワラン、ベ ヘントリモニウムクロリド、オリーブ油、クエン酸、 プラセンタエキス、アラントイン、加水分解ケラチ ン、ペンチレングリコール、 ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン、ココジモニウムヒド ロキシプロピル加水分解シルク、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、 加水分解シルク、セージ 葉エキス、ビルベリー葉エキス、アルギニン、PCA-Na、BG、 メチルパラベン、フェノキシエタノール、プ ロピルパラベン、香料 |
というわけで、一つの会社を掘り下げていろいろ調べてみたらなかなか面白いことがわかりました。
こーゆーのもたまにはいいかもしれませんね。
コメント
ありがとうございま〜す。
ご……ご本にですか?
ご訪問頂きましてありがとうございます!
と言ったらいいのか、
素人がナマ言ってすいません!
と言ったらいいのか…。
びっくりして、心臓が変な音を出しました…。