シュアラスターのワックス「ブラックレーベル SEF」を試してみた

コーティング


IT系ブログといっておきながら、車のコーティング剤ネタに偏りがちの当ブログですが、そういえば今までシュアラスターの固形ワックスについて全くレビューをしていなかった事に気づいたので、今回は固形ワックスのレビューです。
というか、「シュアラスターの固形ワックスも知らずにコーティングのレビューなんかしてたのかよ」とか言われそうなので、その前にやっとかないと(笑)

固形のカーワックスといいますと、どこを調べても第一候補としてシュアラスターのワックスが出てきます。
色々見ていますと「あちらこちら浮気したけど結局シュアラスターに戻ってしまいました」的なレビューがよく見受けられます。
ネット上の意見を見ますと、シュアラスターのワックスの特徴として、艶の良さ、施工のしやすさが他のワックスに比べると良いとか。

というわけで、今回はそのあたりに重点を置いてレビューしてみようと思います。

ブラクレーベル スーパーエクスクルーシブフォーミュラ

今回試すのはシュアラスターの中でも上位グレードのブランドにあたるブラックレーベル、その中でも一番上のグレードとなるスーパーエクスクルーシブフォーミュラ(SEF)で試してみます。
シュアラスターにはどうやらブルーレーベルとブラックレーベルというものがあり、ブルーレーベルは標準グレードの扱いになるようです。

最高級グレード扱いのマンハッタンゴールドもあり、こちらも色々なレビューをみてみるとかなり好評だったんですが、シュアラスターの公式サイトを見てみると、作業性の部分でブラックレーベルのSEFの方が勝っているようだったので今回はSEFを購入しました。

マンハッタンゴールドはこれ

シュアラスターの公式からの引用ですが、比較すると下記のような違いがあるようです。

マンハッタンゴールドSEF
艶・光沢★★★★★★★★★★★★
耐久性★★★★★★★★
作業性★★★★★★★★
シュアラスターのワックスについて – SurLuster(シュアラスター)オフィシャルサイト
ワックスをかける行為は、ただ艶を出して美しく仕上げるだけでなく、隅々まで丁寧にワックスをかける工程そのものが愛車との対話になります。ワックスをかけた部分から美しく仕上がっていくことが実感でき、仕上がったときの満足感はやってみた方でないと感じ...

購入価格は、某カー用品店で5500円弱。あとからAmazonで3200円くらいで売ってるのに気づいて後悔したんですが、買ってしまったものは仕方がない。施工してみる事にします。

ちなみに楽天とAmazon双方で調べてみましたが、送料も含めて一番安いのはAmazonのこれかな

開封してみる


開封してみるとシュアラスターのロゴ入りのオリジナルデザインのスポンジが入っています。
パッケージが黒いせいか高級感もあります。

缶をあけてみますと、若干甘い香りはするものの、よくある強めにつけられたような香りではなく、ほのかに石油系のようなワックスそのもののようなにおいがします。中身はカッチカチの固形ワックスです。

中身はぎっしり詰まっているので使い切るには結構な回数が必要そうです、

シュアラスターのワックスを施工してみる


それではシュアラスターのワックス、ブラックレーベルはどの程度なのか早速試してみます。

施工時にはシュアラスターのスピリットを使って古いコーティングや汚れをおとしてから施工します。


施工方法は簡単です。
水滴が残ったままのボディーに対して施工可能です。私は一応軽く水を拭いてから施工しました。

スポンジにとり、薄くのばします。というより、スポンジにごっそりと取れたりはしないので自然に薄く塗り広げる形になります。

これが施工後。

いかがでしょうか。施工時間が夕方で、さらに若干の曇天だったので、晴天時のようなピッカピカの感じの写真にはなりませんでしたが十分なツヤです。

固形ワックス独特の「おお!」という艶がでてきました。

さすが上位グレード!といったところです。

でも

他のもこんな感じだった気がする…。

手持ちの固形ワックスと言いますと、ピカールのブライターワックス、ウィルソンの鏡面ワックスハンネリ、CCワックスプラスあたりなんですが、施工直後はどれもキラッキラのツヤッツヤのウルウルなボディーになります。

艶にこだわった製品とのことですので、この辺の違いが明確でないと何とも言えないところです。

まぁそもそもに

お前の目がフシアナなんだろ?

と言われてしまうとぐうの音もでませんが…。

でも

でもさ!

世の中の大半は素人じゃん?

…と言い逃れしてみます。

でも、固形ワックスだけあって「高級グレードのワックスを施工してやったぜ!」という満足感はありますよ!

作業性はほかのワックスと比較してどうなのか

さて、シュアラスターのワックスといいますと、「作業性が良い」という話をチラホラききます。
この点についてですが、確か他のワックスと比べますと作業性は格段に良いですね。

まず第1に

濡れたボディーにも施工できること。
この点は中々いいところです。大体のワックスは乾いたボディーに塗広げて、乾燥させてふき取るという流れになりますが、洗車後の状態で水滴が残っていても作業できるところは非常に楽です。

次に、

ワックスの白いカスが出ないところ。
これは施工してみて分かったんですが、拭き上げ時にワックス独特の白いカスがほとんど出ませんでした。施工時の外気温が7.0℃程で、寒かったおかげでワックスが硬く、過剰にスポンジについたりしなかったおかげかもしれませんが、かなり薄く塗ることが出来ました。ハンネリワックスなどですと、ワックス自体が柔らかく、軽くスポンジにつけたつもりでも、多めに取れてしまう事がしばしばあったので、余剰成分を少なく薄く濡れるのは利点です。

そして

ふき取りもラク。
固形ワックスといいますと、最後には乾燥したワックスを汗だくになってふき取るというイメージですが、これもほとんど苦になりませんでした。
マイクロファイバータオルでササっと拭きあげていくとみるみる光沢が出てきますし、前述のとおり薄塗りができているのでカスもでませんしふき取りも重くありませんでした。

他のワックスと作業性で比較した場合ですが、ワックスの白いカスが出ない所だけでも作業性が良いと言えます。また比較対象として、私が購入したCCワックスはふき取り不要タイプではありますが、塗り込みとふき取りを一緒にやっているだけなので、1カ所あたりに要する時間は若干長くなります。
対してシュアラスターのワックスであれば、伸びが良いのもあって、ゴリゴリと力を加える必要もなく、スススーっと塗り込み作業ができます。ある程度塗り込みを進め、序盤に塗り込み、乾き始めたところを拭き取ればOKです。乾燥のための待ち時間はほかのパーツの塗り込みや、ふき取り時間で相殺されることも考慮すれば、作業性はふき取り不要タイプと比較しても遜色はないかと思われます。

あとは気分の問題なのですが、施工漏れが起きにくそうという点があります。ふき取り不要タイプですと、頻繁に施工している場合、既にある程度の光沢がでているので「あれ?」ここってやったかな?という状況になりがちです。固形ワックスであれば、塗り込みの漏れもわかりますし、ふき取りの漏れも一目瞭然です。

上記を全部ひっくるめて、作業性は良いと思われます。

っていうかふき取り不要タイプって手順が短縮されているだけで決して楽ではないんじゃないかと思えてきました…。

シュアラスターの固形ワックスはアリなのか

条件つきですが、個人的にはアリです。ありありです。ただし、ブラックレーベルのスーパーエクスクルーシブフォーミュラである必要性についてはほかを試していないので保留。マンハッタンゴールドやブルーレーベルの製品と比べた場合にどうなるかという所がわからないとそこについては何とも言えません。

次に、シュアラスターの固形ワックスが「有り」となる条件ですがまぁ、「ある程度洗車やコーティングに手間暇かけられるかどうか」という所になります。

今回、洗車→ワックスがけ→ふき取りまでに要した時間はシュアラスタースピリットをかけた時間を除くと、概ね1時間。
洗車毎にこれくらいの時間がかけられるのであれば何ら苦にならないのではないかと思われます。

私の場合、簡易系のコーティングを使っていても

洗車

簡易系コーティングを吹きかけて伸ばしながらふき取り

残った水滴を乾いたタオルで再度ふき取り

といった手順を踏むので、結局かかってる時間は素早くやっても30分程度はかかります。
時間としては倍になっていますが、それでも1時間程度で済むと考えるとワックスがけをしてもいいかなという気分。

逆に「超短時間で済ませたい」という方にはナシ。「難しいことは考えたくない」という人にもナシです。

ただコスト面では実は固形ワックスってすごくいいんですよね。簡易系コーティング剤と同等の値段でかなりの回数使用できます。今回購入したスーパーエクスクルーシブフォーミュラでも、施工し終わった段階で、缶の中をのぞいても全く減ってる感じが全くしませんでした。

というわけで以上、シュアラスターの固形ワックス「ブラックレーベル スーパーエクスクルーシブフォーミュラ」のレビューでした。
パネル実験はまだなので、終わり次第また記事書きます。

[2015-12-07 追記]
週末に洗車した際の洗車後の状態が中々よかったので追記しておきます。

これが洗車後の状態。

そして、CCワックスプラスの傷消し効果を試してみたの記事にて紹介した写真なんですが…

この写真の右側のパーツ部分!いかがでしょうか。曲線を描いている面なので、光沢感が出やすいところではありますが、このヌラっとキラっとした感じ。いかがでしょうか。ちなみに左半分はCCワックスプラスの施工途中の物です。

で、洗車後1週間以上経過して思ったんですが、艶はいい。撥水もいいですね。艶については、施工直後に比べると1週間ほどで若干落ち着いた感じがありました。この記事のCCワックスプラスについては施工後少しして評価が変わってきた感じがあったので、このスーパーエクスクルーシブフォーミュラも繰り返し施工して経過を観察していきたいと思います。

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